“恐竜”と対決注目「進撃の巨人」監督は天然の愛されキャラ

[ 2015年7月25日 10:30 ]

映画「進撃の巨人」の樋口真嗣監督

 この夏の映画で特に大きな注目を集めている、「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」(監督樋口真嗣)の公開まで1週間を切った。全世界で4000万部以上発行しているモンスターコミックが原作。63の国と地域への配給も発表され、世界的な期待が否応なく高まる。

 人類が存亡をかけて巨人に立ち向かうというシンプルな話なので、原作を知らなくても十分楽しめる。前編は8月1日、後編は9月19日に公開。前編公開4日後の8月5日には、全世界で驚異的ペースでヒットしている「ジュラシック・ワールド」が公開されることもあり、映画関係者の間では“巨人VS恐竜”の戦いにも注目が集まっている。

 「進撃の巨人」が初めて一般向けに上映された、米ロサンゼルスで14日(日本時間15日)に開かれたワールドプレミアを取材した。キャストでは主演の三浦春馬(25)と、ヒロインの水原希子(24)が参加。初上映で大きなスタンディングオベーションを受け、2人とも感極まった。

 米国人はとにかく上映中に歓声を発する。巨人が登場した瞬間、水原が巨人を倒す瞬間、そしてラブシーンまで…。キャストや監督にとってはダイレクトに反応が伝わるのでありがたいところ。観客に「どうしてみんな声を出すの?」と聞いてみると、「面白いのに歓声をあげちゃいけないの?」と言われてしまった。「上映中は静かに」という日本では当たり前のマナーは通用しない。

 ところで、現地での会見や舞台あいさつは、大きな笑いが起こるなど和やかなムードだった。その空気を生み出したのは、樋口真嗣監督だ。あがり症でちょっぴり“天然”の監督は、どこに行っても愛されキャラ。「映画監督」と聞くとお堅いイメージがあるが、樋口監督は人間味をどこまでも感じさせてくれる人だった。

 上映後の舞台あいさつでファンから英語で様々な質問が飛んだか、樋口監督は回答前に必ず、「スピーク、ジャパニーズ…」と小さな声で申し訳なさそうに言う。「日本語で話します」と言ってるだけなのに、これがウケた。会見では、特撮の技術的な部分について質問された。樋口監督が「昔から怪獣映画を作っていて、どうアップデートしようか考えてたところに、この原作に出合った」と答えると、横から三浦が「技術的なことを聞かれてるんじゃないんですか?」と一言。樋口監督は「あっ、そっか」と頭をかいて、笑いを誘った。

 日本に帰ってからも絶好調だった。21日のジャパンプレミアは、主要キャスト10人がステージ上の階段から登場し華やかな場となったが、ここでも樋口監督は輝いた。

 本郷奏多(24)が「僕のやりたいことをすべて叶えてくれて、監督はドラえもんみたいな人です」と感謝の言葉を述べた。すると、樋口監督はドラえもんの声を真似て「アリガトウ」と一言。上手いとは言えないものの、どこか微妙に似ていたものだから、場内はこの日一番の笑いに包まれた。

 また、うまく話せずに「あぁ、何言ってるんだろ」とヒザに両手をついてガックリ。三浦が「役作りの参考に」と樋口監督から手渡された映画のDVDを「進撃の巨人にマッチしない、理解に苦しんだ」と告白しても、「お返しにくれたクッキーが凄くおいしかった」と意に介さずに笑った。

 こんなお茶目な一面もあるが、樋口監督は「ガメラ」シリーズなどを担当してきた日本の特撮界の重鎮。来年公開される「ゴジラ」の新作でも、監督・特技(特殊撮影技術)監督を務める(総監督は庵野秀明氏)。世界に通用する特撮技術を思う存分に見せつけてほしい。

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