C―C―B笠浩二 渡辺さん悼む「時間止まった」「涙止める力を…」

[ 2015年7月19日 07:15 ]

「C―C―B」の(左から)田口智治、渡辺英樹さん、笠浩二、米川英之

 「Romanticが止まらない」の大ヒットで知られるロックバンド「C―C―B」のドラムス・笠浩二(52)が19日、自身のフェイスブックを更新。今月13日に亡くなった同バンドのベーシスト、渡辺英樹さん(享年55)を追悼した。ギタリスト・米川英之(51)も「バンド解散後もメンバーのことを気遣ってくれるアニキでした」、1989年の解散前に脱退したギタリスト・関口誠人(56)も「僕の人生を色々な意味で豊かにしてくれた」と故人をしのんだ。

 笠は「時間が止まってしまったよ。ズルいやつ。英樹だけは、いつまでもおじいさんになることがないぞっ。僕がもしおじいさんになったら、言ってやる。おまえも歳をとってみろ!そんなことも言えない。なんて…苦しいし、悲しい」と“盟友”を失ったつらい心境を吐露。

 「いつまでも、いつまでも僕が生きている限り、君のことを大切に思うからねっ。そして、誇りを持って歌っていくよ。これからも、僕は笑って歌うから…お願いだから、力をください。涙を止める力をください。立ち上がる勇気をください。僕は、君と音楽を続けていくからねっ」と天国の渡辺さんに呼び掛けた。

 渡辺さんは先月12日、大動脈解離で入院。関係者によると、容体は一時安定したが、意識は戻ることなく、多臓器不全のため家族に見守られながら亡くなった。

 82年に笠、米川らと「Coconut Boys(ココナッツボーイズ)」を結成。85年から略称の「C―C―B」で活動し、一世を風靡した。

 渡辺さんのブログには19日、笠の「たくさんの応援してくれた皆さん。渡辺英樹を支えてくれた皆さま。彼と共に生きたことをどうぞ誇りにしてほしいです。偉大なミュージシャンとして、どうか伝えてください。僕のこれからの生きる目的の一つが彼からもらった音楽の哲学です。それを彼と共に伝え、生きていきます」というコメントが掲載された。

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2015年7月19日のニュース