復活M1 資格15年以内に緩和…オリラジ“新旧リズムネタ対決”も

[ 2015年5月23日 05:30 ]

8.6秒バズーカーのリズムネタを本人たちをバックに披露するオリエンタルラジオ

 テレビ朝日系列の朝日放送は22日、2010年に終了し、今冬に5年ぶりに復活予定の若手漫才師No・1決定戦「M―1グランプリ」(優勝賞金1000万円)の出場資格を結成15年以内に決めたと発表した。

 前回大会の結成10年以内という出場資格から5年の延長拡大したことについて、同局は、「前回終了から今回の復活まで5年のブランクがあります。結成10年以内とした場合、現在結成11年目の方はラストイヤーの挑戦チャンスを失ってしまったことになります。それらのことを踏まえて、今年は結成15年以内としました」と説明した。

 個人の芸歴ではなく、コンビやトリオなどの結成年数が対象で、00年1月1日以降の結成であればプロアマ問わず出場できる。同年に結成したコンビには笑い飯、NON STYLE、千鳥、平成ノブシコブシら前回“M―1世代”がズラリ。中でも、笑い飯はラストイヤーの10年大会で優勝しており、出場した場合、6年越しの“連覇”が懸かる。関西系で年末に放送している年間最強漫才師決定戦「THE MANZAI 2013」王者のウーマンラッシュアワーのほか、関西では学天即、銀シャリも実力を付けており、熱いバトルが期待できそうだ。

 また、「武勇伝」で一世を風靡(ふうび)したオリエンタルラジオも出場資格があり、「ラッスンゴレライ」で人気の8・6秒バズーカー、「あったかいんだからぁ~」でブレークしたクマムシらとの“新旧リズムネタ対決”の可能性もある。

 新生M―1は当初、今夏の開催を予定していたが、今年3月、冬に延期すると発表していた。8月から予選を開始し決勝は11、12月ごろを予定。審査員の人選は決まっていない。

 ▽M―1グランプリ 結成10年目までの若手コンビ、グループを対象に2001年にスタートした漫才コンテスト。過去の王者はすべて男性コンビ。審査員の最高得点は09年の笑い飯の1本目のネタ「鳥人」で、島田紳助さんが満点の100点を付けた。最多ファイナリストは笑い飯の9回(02~10年)。

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