水谷豊 初日に感慨「右京さーん」コールに「メルシー」

[ 2015年4月25日 12:28 ]

映画「王妃の館」初日舞台あいさつに登壇した(前列左から)吹石一恵、水谷豊、田中麗奈(後列左から)山中崇史、青木崇高、尾上寛之

俳優・水谷豊(62)主演の映画「王妃の館」(監督橋本一)が25日、封切り初日を迎え、都内で舞台あいさつが行われ、水谷をはじめ田中麗奈(34)、吹石一恵(32)、安達祐実(33)らキャスト陣が登壇した。

 浅田次郎氏(63)の小説が原作。パリの一流ホテルを舞台に、いわくつきのツアーに参加した天才小説家・北白川右京とツアー客が巻き起こす騒動をコミカルに描いたコメディー。

 人気ドラマシリーズ「相棒」と同じ名前の“右京”を演じる水谷は観客の「右京さーん!」の掛け声に笑顔を見せると、「メルシー(ありがとう)」とフランス語で返し、「こちらは同じ右京でも天才小説家です」とあいさつ。

 初日を迎え、「テレビの場合は1回目の放送で、多くの方が見ている実感はないですけど、映画は実感がある。(初日だからと言って)特別なことは何もしませんけど、普段とは違う気持ち、特別な気持ちになりますね。いまが幸せです」と感慨深げに観客を見渡した。

 浅田氏といっしょに映画を鑑賞したという水谷。「とても同年代には思えない」と浅田氏の印象を語りつつ、「浅田さんはとても心の広い方。作品は子どものようなものですけど、原作は原作で、映画は映画で映像の世界でご自由にお作りくださいとおっしゃってくれた。これはとてもうれしかった。原作にある魂だけは守りますと言って、撮影に入りました」と語った。

 フランス・パリで22日泊にも及ぶ長期ロケを行った。主要キャストで唯一ロケに参加していない石丸幹二(49)は「楽しそうで、行きたくなりますね」と恨み節。そんな石丸をよそに「22泊のパリという長い滞在となると、普段は人間関係が怪しくなるものですが、今回はまったくありませんでした。石丸さんはいませんでしたけど…本当にいい関係でした」と話し、笑わせていた。

 舞台あいさつでは、映画の旅立ちを祝って、テープカットが行われた。

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