松田龍平と阿部サダヲ 苦手なものはともに蛾

[ 2015年4月4日 13:34 ]

映画「ジヌよさらば~かむろば村へ~」初日舞台あいさつに出席した(左から)松尾スズキ、二階堂ふみ、松田龍平、阿部サダヲ、西田敏行

 映画「ジヌよさらば~かむろば村へ~」の初日舞台あいさつが4日、都内で行われ、俳優の松田龍平(31)、女優の二階堂ふみ(20)、阿部サダヲ(44)らが出席した。

 松田は「初日を迎えられて、とても幸せです」と感無量の様子。松田は劇中でコミカルな演技を披露。監督を務めた松尾スズキ(52)は「いかにもコメディをやりそうな人がやってもおもしろくない。まったくしそうにない松田くんがやることに意義があるんじゃないか」と起用理由を語った。

 阿部は役づくりについて「準備期間は短ったんですが、かっこよく太れたな」と自画自賛。同映画では川に落ちるシーンもあり、「“阿部ならいいだろう”って感じなんじゃないですかね」とふてくされるも、監督から「いいだろう、じゃなくて“阿部ならできるだろ”です。信頼!」と言われ、嬉しそうに微笑んだ。

 同映画はジヌ(東北地方で銭、お金の意味)恐怖症の主人公の話。これにちなみ、登壇者が苦手なものを告白。

 松田は「蛾」と言い「違う現場で顔くらいの蛾がガンガンぶつかってきて死ぬかと思った」と話すと、阿部も「僕も蛾です」と告白。「高2の冬に蛾が耳の中に入ったことがある。ちっちゃい蛾だったけど、あんなに苦しめられるとは。思わずお母さんの前で泣いちゃった」と語り、会場の笑いを誘った。

 同映画では全国物々交換の旅!わらしべ長者キャンペーンも実施。劇中の田んぼで収穫した「ほでなす米」からスタートし、最後がこの日の舞台あいさつを行った映画館。

 松尾監督が「最終的には金券ショップに行けるようなものを!」と意気込んだが、交換したのは手ぬぐいに包まれた劇場招待券。主演の松田も「願ったり、叶ったりで…」と苦笑いだった。共演の西田敏行(67)も出席。

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