松田聖子初の大トリ、トリは嵐!イメージ一新、紅白新時代の顔に

[ 2014年12月8日 05:45 ]

大みそかの紅白歌合戦で大トリを務めることになった松田聖子

 大みそかの「第65回NHK紅白歌合戦」(後7・15~11・45)で、松田聖子(52)が初めて大トリを務めることが決まった。一方、白組のトリは、5年連続5回目の白組司会を務める「嵐」で、こちらも初の大役。聖子と嵐という新鮮な組み合わせで、過去の紅白のイメージを一新するフィナーレになりそうだ。

 1980年の初出場以来、ありそうでなかった聖子の大トリが、出場18回目、デビュー35周年のメモリアルイヤーに実現することになった。歌唱曲は、卓越した歌唱力をいかんなく発揮すべく、国民の誰もが知るバラード調の名曲になりそう。「あなたに逢いたくて」「赤いスイートピー」のどちらかとみられる。

 キーワードは「刷新」だ。NHKは今年から紅白制作スタッフを一新。旧態依然の番組づくりから脱し、独自色を濃く出すことを目指していた。

 そんな中、幹部スタッフは新生紅白の目玉として、早くから聖子に白羽の矢を立てていた。聖子が今年は、恒例のカウントダウンコンサートを行わないことからも、NHK側の「大トリ」打診が早い段階で行われていたことがうかがえる。

 今年の紅白は、娘の神田沙也加(28)も11年に続き2度目の出場。前回は史上初の母娘デュエットで話題となったが今回は、映画「アナと雪の女王」のヒット効果で“一本立ち”。聖子にとってさまざまな意味で特別な紅白になりそうだ。

 白組は結成15周年の節目を迎えた「嵐」が満を持してのトリ。5年連続の司会は、アナウンサーを除いては紅白最長。記録面だけでなく、白組の中心として番組をけん引した過去4回は、いずれも平均視聴率が40%を超えている(関東地区、ビデオリサーチ調べ)。

 歌手としても、今年リリースしたシングル3枚、アルバム1枚がいずれもオリコンチャート1位を記録し、総売上枚数は白組で最多。今年行った5大ドームツアーでは、単独歌手による5大ドームツアーの最多動員数となる84万人を動員するなど、名実ともに「白組の顔」と認められての晴れ舞台だ。

 ともに初の大役。新時代への突入を目指す紅白の象徴と言えそうだ。

 ≪大トリ最多はひばりさん&サブちゃん≫大トリは、11回務めた故美空ひばりさんが北島三郎(78)と並んで最多タイ。67年からは6年連続で1年を締めくくった。紅組の大トリは聖子で8人目。複数回起用されたのは、都はるみ(66)の3回、八代亜紀(64)の2回。

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