木梨憲武 ザックJは「攻撃的サッカー」に踊らされたんじゃないの?

[ 2014年6月26日 10:14 ]

スポニチW杯速報版を前に日本・コロンビア戦を振り返る木梨憲武

 芸能界きってのサッカー通で、多くの代表選手とも交友がある「とんねるず」の木梨憲武(52)がサッカーW杯日本代表について語る「木梨目線」。史上最強と言われながら、1勝もできずに終わった結果に「攻撃的サッカーという看板に踊らされたかも」と指摘。4年後に向け、しっかりと した守備をベースに、そこから点を取りにい く「積極的サッカー」を掲げることを提案した。

 試合前、岡崎(慎司)に「ヘッドと見せかけての肩での押し込み、よろしく」とメールを送ったら、素晴らしいゴールを決めてくれたね。終了後は「悔しいけど、最高の時間をありがとう。帰ったらメシ!」と入れといたよ。

 家族ぐるみで付き合ってるヤット(遠藤保仁)には「家族で反省会(行こう)!」ってね。でもアドレスが変わっちゃったのか、返ってこないんだよね(笑い)。アイツは勝った時も負けた時もまるで変わんないのよ。人と全くリズムが違うの。だから(試合の)流れを変えるなら面白いと思ったんだけど、出てこなかったね。食事会をするから、使ってほしかったと言ってるんじゃないよ(笑い)。

 日本―コロンビア戦(テレビ朝日)とギリシャ―コートジボワール戦(NHK)の同時中継はテレビ2台を並べて見ましたよ。でも、奇跡の“女神”がほほ笑むのはギリシャかよ!?みたいな。

 この試合の何を話せばいいんだろうと思って、終了後(帝京高校サッカー部時代の監督だった)古沼貞雄先生に電話したの。そこで話が出たのが、ザックジャパンへの疑問点。ギリシャと比べると、はっきり見えたね。

 (1)日本は「攻撃的サッカー」という看板に踊らされたんじゃないの?――4点でも5点でも取るんだという考えが戦い方の“誤差”を生んだ気がするんだ。それに対して、ギリシャは守備を固めて数少ないチャンスをモノにしてた。サッカーは戦力が劣っていても我慢すれば勝てるチャンスが出てくるスポーツ。“一発勝負”の高校選手権やW杯は特にそういう戦い方が大切になってくると思うんだよね。

 (2)「積極的サッカー」なら勝てたんじゃないの?――守備的だからといって消極的になるわけじゃないでしょ。しっかりとしたディフェンスをベースにして、ボールを奪い、点を取りに行く。「攻撃的」でなく「積極的」なら結果は違ったはず。

 (3)球際の強さが足りなかったんじゃないの?――ギリシャは球際で強さがあり、ひたむきさがあったよね。ファウルをしてでもボールを取りに行こうとしていた。これは、日本代表に欠けていると指摘されてきた点。今大会を見ていると、また8年前に戻ったんじゃないかという感覚に襲われたんですよね。

 それにしても、こんなふうに何時間も語ることのできるサッカーはやっぱり最高っすね。夜なら、お酒も進むんだよね。でも負けちゃうと、酔えなくてね。今夜のお酒は深くなりそう(笑い)。日本は負けちゃった。だけど、W杯はまだまだ続くからね。やっぱり最後はネイマールのブラジルと、メッシのアルゼンチンの決勝が見たい。うわ~想像しただけで、お酒がおいしそ~!

 ◆木梨 憲武(きなし・のりたけ)1962年(昭37)3月9日、東京都生まれ。帝京高校のサッカー部時代には全国高等学校選手権大会の東京都予選メンバーに選ばれ、決勝戦に進出。卒業後に同級生で野球部だった石橋貴明と「とんねるず」を結成。82年に日本テレビ「お笑いスター誕生!!」でグランプリを獲得。フジテレビ「とんねるずのみなさんのおかげです」「ねるとん紅鯨団」など代表番組は多数。私生活では94年に女優の安田成美と結婚。3人の子供がいる。

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