映画製作会社代表を逮捕、3000万円詐欺容疑「血と骨」など手掛ける

[ 2014年5月12日 17:04 ]

 映画製作への出資と称し約3千万円をだまし取ったとして、警視庁渋谷署は12日、詐欺の疑いで住所不定、映画製作会社「ビーワイルド」(大阪)代表若杉正明容疑者(49)を逮捕した。民間信用調査会社によると、ビーワイルドは映画「血と骨」や「クライマーズ・ハイ」などのヒット作を手掛けた。

 逮捕容疑は、東京都港区の会社役員の男性(48)に、在京テレビ局が製作する映画への出資を持ちかけ、「大成功したシリーズなので、確実に投資額の5倍になる」と偽り、2008年11月、約3千万円を振り込ませてだまし取った疑い。

 渋谷署によると、若杉容疑者は「だますつもりはなかった」と容疑を否認している。映画は実際に公開されたが、同容疑者は製作に関わっておらず、同署は、だまし取った金の一部を借金の返済に充てたとみている。

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2014年5月12日のニュース