最初で最後!?宝塚100年超豪華同窓会 歴代スター37人競演

[ 2014年4月5日 05:30 ]

宝塚歌劇の100周年を記念して開かれた「夢の祭典」のフィナーレ

 創立100周年を迎えた宝塚歌劇団の記念式典「時を奏でるスミレの花たち」が4日、兵庫・宝塚大劇場で行われ、女優の八千草薫(83)大地真央(58)黒木瞳(53)らそうそうたるOG37人が出演した。元花組トップスター・真矢みき(50)が司会を務めたトークコーナーではスターらが当時の思い出話に花を咲かせ、100年の歴史を振り返った。また大劇場に併設するホールには、宝塚歌劇に貢献した100人を選出した「宝塚歌劇の殿堂」がオープン。鳳蘭(68)、専科スター轟悠らがテープカットを行い花を添えた。

 新旧トップスターが豪華競演した記念式典は、伝説のコンビが復活し、大スターが現役時代の暴露話を披露するなど、お宝シーン満載の100周年式典となった。

 月組の伝説的コンビ、大地&黒木が退団以来29年ぶりにデュエットを披露。変わらぬスタイルと美貌で往年のファンを魅了した。さらに人気タレント中山秀征(46)の妻で元星組娘役トップの白城あやか(46)も当時コンビを組んだ紫苑ゆう(55)とのデュエットで「うたかたの恋」を再現。

 夢のトップコンビ復活で客席を魅了する一方、トークコーナーでは思わぬぶっちゃけ話も飛び出し爆笑を誘った。

 朝丘雪路(78)は司会の真矢から宝塚への入団動機を問われ「初めて見た時にすごくキレイで…。父に話したら…入学できて。裏口入学です」とやって大笑い。

 さらに女優・寿美花代(82)は、当時では珍しかった両脚をあらわにする「ダルマ」と呼ばれる衣装が恥ずかしすぎ「舞台稽古でスネたらね、当時裏に動物園があって、しばらくしたら(スタッフが)ダチョウの羽根を取ってきてくれて、それで隠したの」と衝撃発言。これにはさすがの真矢も「恐ろしすぎます…」と絶句した。

 上級生になればなるほど、1人2分と決められていたはずのトークは歯止めがきかなくなり、予定より約1時間20分もオーバーして閉会。最後はOG、現役トップスターも全員が出演して「すみれの花咲く頃」を熱唱した。

 式典第1部のフィナーレでは「桃太郎」を題材にした1914年の第1回公演「ドンブラコ」も再現。専科スター轟悠が桃太郎を演じ、今春入団したばかりの100期生がコーラスするなど、未来への橋渡しをイメージさせる舞台となった。

 阪急電鉄の前身、箕面有馬電気軌道が、宝塚温泉への集客をねらうため、温泉場の余興として立ち上げてから100年。戦争による閉鎖や観客動員に苦しむ時期もあったが約4000人ものOGを輩出し、多くのスターが今も芸能界を支えている。真矢は「ここに(創設者の)小林一三先生がいらしたら、何と言ってくれたでしょう?これからも宝塚は永遠です」と締めくくり、未来へのさらなる発展を誓った。

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