中村福助 来年3月の歌右衛門襲名を延期 引き続き療養が必要

[ 2013年12月20日 18:54 ]

 松竹は20日、来年3月に東京・歌舞伎座で予定していた歌舞伎俳優中村福助さん(53)の七代目中村歌右衛門襲名を、病気療養のため延期すると発表した。

 同社によると、脳内出血と診断された福助さんは、今年11月から休演。後遺症は回復に向かっているが、脚のしびれや痛みで歩行に影響する「腰部脊柱管狭窄症」の治療も受けており、引き続き療養が必要と判断したという。

 歌右衛門は女形の大名跡で、「女形の至宝」といわれた六代目が2001年に死去して以来、13年ぶりの復活に期待が高まっていた。

 襲名披露公演は3、4月に東京・歌舞伎座、6月に福岡・博多座、7月に大阪松竹座、12月に京都・南座と続く予定だったが、松竹はいずれも「延期になる」としている。

 関係者によると、福助さんは現在入院しているが、リハビリ、治療が順調に進めば、半年後ぐらいには舞台復帰が可能という。1年ほど前から腰を悪くしていた。

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2013年12月20日のニュース