竹内結子 三谷監督に懇願「台本早く下さい」作品には充実の表情

[ 2013年12月20日 17:00 ]

三谷幸喜脚本・監督作品「ドラマW 大空港2013」完成披露試写会舞台あいさつに登場した竹内結子と三谷幸喜氏

 女優の竹内結子(33)が20日、都内で行われた三谷幸喜氏(52)が監督・脚本を務めたWOWOWのスペシャルドラマ「大空港2013」(29日後10・00)の完成披露試写会の舞台あいさつに登場した。

 長野の松本空港を舞台に、天候不良で偶然降り立った家族と空港スタッフたちが繰り広げる、100分間1つのカメラで止めずに撮影する完全ワンシーンワンカットのノンストップコメディー。ワンシーンワンカットドラマは同局で2011年に放送された「short cut」に続く第2弾。主演の竹内は主人公のグランドスタッフの大河内千草を演じている。

 オファーを受けた当時を振り返り、竹内は「第1弾を見ていたので、(最初は)とにかく楽しみだった。なんて面白い企画なんだろう!って飛びついたものの、見ていて面白いとは思うけど、実際、私が入ることを考えると、ゾッとしましたね。なんで受けちゃったんだろう、こんな恐ろしい物件を!って」と苦笑い。とはいえ、「実際は大変だったんですけど、こちら側の苦労を感じさせない作品にはなっている。役者陣が結束していく感じが日に日に高まっていきました」と充実の表情を見せた。

 撮影は今年4月に松本空港を6日間貸し切り(本番は5日間)って決行された。東京と松本でリハをやってから撮影に臨んだというが、「ナーバスになってましたね。東京でのリハーサルの最中にすべての台本をいただけなくて、松本に移動する前日に後半が届いて、ホテルの部屋で泣きながら覚えてました」と苦労の日々を嘆いた竹内。「俳優を代表させてもらって…台本早く下さい」と懇願するも、三谷監督は「でも、できたんですよ。できてなかったら言ってもいいけど、できたんだからいいじゃないですか!」と開き直って見せた。

 「役者さんと僕たちは信頼関係。何とかしてくれる!って(竹内のことを)かなり信頼してるんですよ。感謝してほしいな」とほめているんだか、乗せられているんだかわからない三谷の言葉に「あれ?」と困惑の表情を見せた竹内だったが、第3弾への出演に関しては「いや~ちょっと考えると思いますが、頑張ります」としぶしぶ快諾していた。

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