R・オニール ウォーホルの“ファラ・フォーセット”勝訴

[ 2013年12月20日 13:11 ]

女優ファラ・フォーセットの肖像作品をめぐる裁判に勝訴した俳優ライアン・オニール

 2009年にガンのために亡くなった米人気女優ファラ・フォーセット・メジャーズ(享年62)の肖像を描いたアンディ・ウォーホルの作品の所有をめぐる裁判が19日に米ロサンゼルスであり、米俳優のライアン・オニール(72)が勝訴したことがわかった。20日、米サイトのニューヨークポストなど複数の現地メディアが報じている。

 
 ファラはドラマ「チャーリーズ・エンジェル」主演の一人として人気を博し、ライアンとは1979年ごろから長年事実婚状態にあった。2人の間には一人息子レドモンド(28)も誕生、ファラの最期をみとったとされる。

 問題の作品は現代美術の巨匠、アンディ・ウォーホルがファラをモデルに描いたシルクスクリーン作品で推定価格は1200万米ドル(約12億円)の価値があると言われている。
 
 原告のテキサス大学はファラの母校であり、ファラが遺贈したとし、ライアンがファラの自宅から持ち出したと主張。ライアン側はアンディ・ウォーホルが2点ある作品をファラとライアンに寄贈したと主張していた。

 ライアンは「この作品は最も称賛に値する私の所有物の一つ」といい、証言台に立った際には「私はこの絵に、彼女に語りかける。彼女は存在しているのだ。私の中に、私の息子の中に彼女は生きているんだ」と語りかけたという。

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2013年12月20日のニュース