「アンパンマン」戸田恵子 悲しみ癒えず「涙がぼろぼろ出て…」

[ 2013年10月16日 15:59 ]

やなせさんへの思いを語った戸田恵子

 アニメ「アンパンマン」シリーズで知られる漫画家のやなせたかし(本名・柳瀬嵩=やなせ・たかし)さんが13日に心不全のために亡くなったことが発表されてから一夜明けた16日、アンパンマンの声を約25年務めている声優・女優の戸田恵子(56)が自身のブログで故人を追悼した。

 「アンパンマンはね、絶対に泣かないんだよ。涙をこぼすと、顔が濡れて力が出なくなるから泣かないんだよ。でも私はアンパンマンじゃないから泣いてしまうんです。撮影の待ち時間も、一人でジッとしていると涙がぼろぼろ出てしまいます」と悲しみは簡単には癒えない様子。

 「今は何をどう受け止めたらいいのかよく分からないのだけど、皆さん、心配してくださって本当にありがとうございます。歯をくいしばって、何とか頑張ってます」と必死に前を向いている。

 戸田は前日15日にもマスコミ各社にファクスを送付。「やなせ先生こそがアンパンマンそのものでした。いつでも優しさで私達を包んでくださり、分けあうことを教えてくださった」と故人の人柄を回顧。

 「ただひたすらありがとうございましたと感謝を申しあげるしかないのですが、今は決してなくしてはいけない大切な道しるべを喪(うしな)った感覚です。悲しすぎて全く力が入りません。合掌」とショックの大きさをつづっていた。

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2013年10月16日のニュース