山崎まさよし“原点”で最終唱!山口のライブハウス閉館

[ 2013年2月18日 22:10 ]

山崎まさよし

 シンガー・ソングライターの山崎まさよし(41)が18日夜、山口・周南市のライブハウス「Boogie House」(ブギハウス)で公演を行い、同所はこの夜のライブを最後に28年間の歴史に幕を下ろした。

 昨年7月に亡くなったブルース歌手の森永正志さんが1985年にオープン。滋賀県生まれの山崎だが、小学生の時に山口・防府市に引っ越し。中学、高校と同県で過ごした。

 20歳のころから昼間はアルバイト、夜は同所でギターの腕を磨く日々。歌手・山崎が生まれ、育ったと言ってもいい“原点”。自身のファンクラブの名前も店名から取っている。

 Tシャツ、ジーンズ姿で登場した山崎。1曲目が終わると「まさやん、お帰り」と歓声が飛んだ。2曲目「真夜中のBoon Boon」の途中に「だけど、涙が出ちゃう。だって、きょうでブギが最後だ~」と即興で歌詞を挟み、別れを惜しんだ。

 「高校の時からあこがれのライブハウス。きょう厨房に入ったら、狭かった。昔は広く感じたのに」と時の流れを感じた様子。「森永さんと2人で演奏していた時、外国人の宣教師が全然、聴いてくれなくて。森永さんが『プリーズ、リッスン』って」などと語り、笑いを誘った。

 「マスター(森永さん)のために書いた歌になりました」という「星空ギター」も披露。思い出の空間をファンとともに心に焼き付けていた。

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2013年2月18日のニュース