役所広司沈痛…市川森一さんは「東京の兄代わりだった」

[ 2011年12月10日 14:48 ]

映画「聯合艦隊司令長官 山本五十六―太平洋戦争70年目の真実―」記者会見に登場した役所広司

 俳優の役所広司(55)が10日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で行われた主演映画「聯合艦隊司令長官 山本五十六 ―太平洋戦争70年目の真実―」(成島出監督、23日公開)の会見に出席。NHK大河ドラマ「黄金の日日」や映画「異人たちとの夏」など数々のテレビや映画の脚本を手掛け、10日早朝に亡くなった脚本家の市川森一さん(享年70)との思い出を語った。

 市川さんと役所は同じ長崎県諫早市出身。役所の一番上の兄の同級生で、役所が生まれる前から家に遊びにきていた間柄だという。「ほんの1時間半前ぐらいに聞いて、びっくりしました。ここ10年ぐらいご無沙汰ばかりしていた。最近、市川さんにお会いして、故郷の歴史とかうかがいたいと思っていたのに、まだ信じられない。俳優になってからもお世話になっていたし、作家としても同郷の先輩としても尊敬している方。がっかりです」と肩を落とした。

 この秋に市川さんが旭日小綬章を受章した際もお祝いの品を贈ったといい、「好きなお酒を贈って、お返しの品をいただいたので、ずっと元気だと思っていた」と驚きを隠せない様子。

 市川さんとは役所の初の現代劇ドラマとなった「親戚たち」(85年、フジテレビ)で初めて仕事を共にした。「俳優をやっているとは言ってなかったんですが、その前に1年間時代劇をやっている時に訪ねてくださって、誘っていただいた。初めてチャンスをいただいた感じ。その後も単発ですけど、僕が俳優として評価を受ける代表作になるようなドラマを描いていただきました」と振り返った。

 「書くものは毒があって、魅力的な作家でしたね。兄の同級生だったので、東京の兄代わりのような存在でした。一緒にご飯を食べると、国の言葉になってました」と故人をしのんだ。

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