30年以上、芸能界のトップ走り続けた紳助 突然の引退

[ 2011年8月23日 22:58 ]

島田紳助引退

 暴力団関係者との関係が明らかになり、芸能活動を引退した島田紳助。1980年からの漫才ブームで一世を風靡した後、数々の人気番組の司会を務めるなど、30年以上、芸能界のトップを走り続けてきたが、その幕引きは突然訪れた。

 77年に故松本竜助さんと結成した漫才コンビで頭角を現し、「ツッパリ漫才」で当時の漫才ブームをけん引。コンビ解散後も、数々のバラエティー番組や報道番組「サンデープロジェクト」などの司会者として活躍し、歯に衣着せぬトークや毒舌ぶりで人気を得た。一方、番組内で涙もろい姿を見せる一面も。近年はバラエティー番組「クイズ!ヘキサゴン2」の出演者らによる音楽ユニットのプロデュースや作詞を担当し大ヒットさせるなど、マルチな才能を発揮してきた。

 2004年、吉本興業の女性社員を殴ってけがをさせた事件では、活動自粛後の復帰時に「どこまでできるか分からないが、やれるところまでやりたい」と決意を語った。それから7年、芸能界での地位が不動となっていた中での引退劇。「悔いはない」「ぶれることなく、引退します」。記者会見で、島田の歯切れ良い言葉が響く中、所属事務所の発表文には「ファンのみなさまをはじめ、関係各位の信頼を裏切り…」と、淡々とした謝罪の言葉が並んでいた。

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2011年8月23日のニュース