大谷昭宏さん「残念の一言」「芸能界にも大きな責任」

[ 2011年8月23日 23:54 ]

島田紳助引退

 ▼ジャーナリスト大谷昭宏さんの話 島田紳助さんは頭の回転が速く、司会も笑いもこなせる類いまれな人。「反社会的勢力は許さない」という時代に、ルール違反があったとすれば引退は当然だが、残念の一言に尽きる。トラブルに巻き込まれた芸能人に暴力団が解決を持ち掛けて触手を伸ばすことがあるが、芸能人の相談に乗ったり、問題を適切に解決したりする体制が芸能界にはない。「個人で解決を」という姿勢は極めて危険で、今回の問題では芸能界にも大きな責任がある。

 ▼漫画家やくみつるさんの話 島田紳助さんは民放中心に出演していたので、暴力団関係者との交際が判明すればスポンサーの撤退などで活動できなくなる事情もあったのではないか。引退にまで踏み切ったのはずっと芸能界のトップを走ってきた充足感もあるからだろう。相撲なども含め、興行の世界では反社会的勢力との交際が従前通りにいかないという認識が広まっているが、なお本音と建前を使い分ける現状もある。直接的な犯罪行為ではないだけに「このくらいええんちゃうの」という感覚もあっただろう。

 ▼精神科医の香山リカさんの話 詳しい事情は分からないが、法に触れないのなら引退までする必要があったのか。芸能界と暴力団の癒着は昔から黙認されてきたが、もはや社会的に許されないとの判断だろう。島田さんは単なるお笑い芸人を超えた世の中のご意見番のような存在でテレビ業界への影響は大きい。1人の人気者に頼った番組作りのあり方を考え直す契機になるかもしれない。

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