「ハリポタ」最終章、劇中歌を歌う日本人女性は…

[ 2011年7月16日 06:00 ]

映画「ハリーポッター」シリーズの最終章「死の秘宝 PART2」の劇中曲「リリーのテーマ」を歌う久石譲の娘・麻衣

 ハリポタにも“なでしこ”がいた!映画界の大ヒットシリーズの最終章「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」が15日に世界同時公開された中、その劇中歌を日本人女性が歌っていることが分かった。06年から国内で活動していた歌手の麻衣(32)で、実は作曲家の久石譲氏(60)の長女。オーディションを受け、世界2億人以上が見る映画の歌声をゲットした。

 麻衣が歌うのはオープニングで流れる、主人公ハリーの母にささげる「リリーのテーマ」。歌詞は「ラララ」のみで、賛美歌のように厳かなメロディーに、澄んだ美しい歌声がやさしく響いている。

 麻衣が歌っていることは日本の配給元にも知らされてなく、判明したのはフィルムが届いた今月上旬。エンドロールに「MAI FUJISAWA」とあり、久石(本名・藤澤)の娘である麻衣のことだと分かった。

 これは、その美声だけでつかんだ快挙だ。麻衣は4月中旬、アイリッシュ風のボーカルが歌える女性歌手をフランス人の音楽プロデューサーが探していることを知った。オーディションは英国であり、麻衣は日本在住のため譜面とデモ音源をもらい、声をテープに録音して応募。何のオーディションか知らないまま、気軽な気持ちで申し込んだ。

 同月下旬、あの“ハリポタ”のスタッフから突然「シンガーに選ばれたのですぐロンドンに来て」と連絡が入った。「えっ?ハリポタのオーディションだったの!」と半信半疑のまま渡英。現地で完成前の映像を見てイメージを膨らまし、5月上旬にレコーディングに臨んだ。録音はビートルズが使用した伝説の「アビーロードスタジオ」。製作陣が勢ぞろいした緊張感の中で歌った。

 デヴィッド・イェーツ監督は一発でその歌声にほれ込み、起用を決めた。応募者数は非公表だが「世界中のシンガーから抜てきされた」と関係者。配給元は「ハリポタシリーズに日本人の歌が使われたのは初めて」と話している。

 麻衣は「大好きなハリポタに携わることができて本当にうれしいです。今でも信じられないくらいで、試写会で曲が使われているのを見てようやく実感が湧きました」と大喜び。久石氏からも「今年一番うれしかった。こういった形でチャンスをモノにできて凄いよ!」と褒めてもらったそうで「尊敬する父が自分の事ことのように喜んでくれたこともうれしかった」と話した。

 ◆麻衣(まい)本名藤澤麻衣。1978年(昭53)8月15日、東京都生まれ。2歳でピアノを始め、6歳からNHK東京児童合唱団に所属。06年に配信限定の「さくらが咲いたよ」でソロデビュー。09年に映画「ウルルの森の物語」の主題歌でCDデビュー。

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