仲里依紗は“女ジョニー・デップ”になる!

[ 2009年1月22日 06:00 ]

ミステリアスな雰囲気を漂わせる仲里依紗だが実は…

 2008年(第63回)毎日映画コンクールの各賞が21日、決定した。キラリと光る演技で、08年の映画界の話題をさらった若手に贈られるスポニチグランプリ新人賞は「奈緒子」の三浦春馬(18)と、「純喫茶磯辺」の仲里依紗(19)に決まった。表彰式は2月4日、東京都渋谷区桜丘町のセルリアンタワー東急ホテルで行われる。

 才能がひしめき合う10代女優の中で、めきめきと頭角を現してきた。ヒロインを演じる日本テレビ「神の雫」(火曜10・00、放送中)の撮影中に届いた吉報に、仲は「映画の賞は初めてでびっくり。宮迫(博之)さんと本当の親子みたいになれた大好きな作品で獲れたのがうれしい」と目を輝かせた。
 突然喫茶店の経営を始めた裕次郎(宮迫)と娘の咲子(仲)の父子愛を描いた「純喫茶磯辺」。ダサくていいかげんな父にあきれながらも、そのダサさをちゃっかり受け継いだ娘をコミカルに演じた。
 撮影前は「お笑いの人は人見知りするって聞いていたので不安だった」と打ち明けたが、共通の知人である宮川大輔(36)の話題で意気投合。「お酒クサ~い」などと、撮影現場に父と娘の会話を響かせた。くしくも宮迫は03年度に新人賞を受賞。“父”に続いての栄冠に喜びもひとしおだ。
 祖父がスウェーデン人のクオーター。日本人離れした顔立ちの美少女だが、話しぶりは実に男っぽい。デビュー当初は清そな役どころが多く「取材ではいつも“イメージと違いますね”と言われました。それが“磯辺”では一度もなかった。肩ひじ張らずに新しい自分を見せることができました」としたり顔だ。
 周囲が引いてしまうほどの派手好きで「アメリカのセレブ系雑誌をガン見して(じっくり見て)います」という19歳。目標は作品によってカメレオンのように変化するジョニー・デップ(45)といい「すごいキャラが濃い役とか、爆発して髪がボサボサになるような役もやってみたい」と抱負。スクリーンの中心で光り続ける息の長い女優になりそうだ。
 ▼仲 里依紗(なか・りいさ)本名同じ。1989年(平元)10月18日、長崎県生まれの19歳。04年、舞台「ふたり」で女優デビュー。09年は「ハルフウェイ」「パンドラの匣」「ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー」(吹き替え)などが公開。身長1メートル62。血液型B。

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2009年1月22日のニュース