増田恵子、19年ぶりにアルバム発売

[ 2008年7月31日 16:56 ]

19年ぶりにオリジナルアルバムを発売することになり、公開レコーディングを行った元ピンク・レディーの増田恵子

 1970年代後半に大活躍したピンク・レディーのケイこと増田惠子(50)が、19年ぶりにアルバム「もいちど遊びましょ―Now&Then―」をキングレコードから8月6日に発売することになり31日、東京都内のスタジオで公開レコーディングを行った。

 同アルバムには、ピンク・レディー時代に大ヒットを放った「UFO」「渚のシンドバッド」のセルフカバーをはじめ、昭和の大ヒット曲から丸山圭子の「どうぞこのまま」、アン・ルイスの「グッド・バイ・マイ・ラブ」などのカバー、それに書き下ろし作品5曲の全12曲が収録。カバー曲は、原曲とは違う大人っぽいジャズ・セッション風なアレンジで歌っている。
 この日は、その中から同アルバムのためにつくられたアップテンポの「もいちど遊びましょ」とミディアムテンポの「夢までの時間」の新曲2曲を披露した。
 シングルは、2005年に「奇蹟の花」を発売しているが、アルバムは実に19年ぶり。「19年というのは自分でもびっくりしています。あっという間に時間がたってしまって…。このアルバムは、自分でもとても気に入っています。いまの大人の方が聴けるような、皆さんが喜んでくださるようなアルバムにしたいと思いまして、半分は昭和の時代のカバー曲をジャズバージョンで、半分はオリジナル曲で、サクマのドロップスキャンディーのようにいろんな感じの曲が入っていて、すごく面白いと思います」。
 なかでもピンク・レディー時代のヒットナンバーは「コーラスもないですし、私の一声だけでして、アレンジも原曲とは全く違ってボサノバ調なので、全然違和感がなかったです」と満足なレコーディングができたそうで、「カバー曲は、初めての同時録音でしたので、レコーディングの前の晩は緊張して眠れなかったのですが、ライブの雰囲気が出せて、とても気持ちよかったです。また次回も(同時録音に)挑戦したいですね」。
 人生の苦楽を味わってきた大人の女性が、過去を素直に受け止めながら、いま現在の自身を肯定しながら生きてゆくという生きざまがコンセプトで、「いい曲がたくさん入っていますので、このアルバムをたくさんの方に聴いていただきたいですね」とPRしていた。
 8月10日の東京・丸の内のCOTTON CLUBを皮切りに、同12日に大阪、同22日に名古屋、同28日に福岡、そして9月8日の東京・六本木STB139まで全国5カ所でライブツアーを行う。

続きを表示

2008年7月31日のニュース