あずきちゃん声優のゆかな 10年ぶりアルバム

[ 2008年7月31日 19:33 ]

10年ぶりのアルバムを発表する、ゆかな(右)とサウンドプロデュース担当のKATSU

 テレビアニメ「あずきちゃん」や「ふたりはプリキュア」などで知られる人気声優・ゆかな(33)が、約10年ぶりのフルアルバム「Blooming Voices」をキングレコードから発売することになり31日、東京・中央区のBENOA銀座店でニュー・アルバム記者発表会が開かれた。

 1988年にアルバム「yu ka na」をリリースして以来、自身のメジャー作品としては10年ぶりのニュー・アルバムで、同社のスターチャイルドレーベルから10月29日に発売。いまでは入手困難な過去に歌われたレア音源を新たにレコーディングし、新曲6曲を追加した全12曲を収録。ほとんどの楽曲の作詞・作曲を彼女自身が手がけ、サウンドプロデューサーに人気男女デュオ、angela(アンジェラ)のKATSU(カツ)を迎えた注目の新作だ。
 10年ぶりのアルバムを発売することになった理由を「自分のやりたいこととスタッフの皆さんの期待とが違っていて、私の進みたい方向、意見が違ったため10年間、自分自身の音楽活動を封印してきました。ところが今回、スターチャイルドさんから再開のお話をいただき、熱心で誠意あるお話をたくさんいただいたので、もう一度、頑張ってみようかなという気になって再開させていただくことになりました」と説明。
 この日は、サウンドプロデュースを担当するKATSUも参加し、「ゆかなさんの歌を聴いて、声がすごくいいなと思いましたので、その声を生かすアレンジで作品づくりをしました。アンジェラのように激しい曲や早い曲が一切ないところで勝負し、12曲の中でゆかなさんの世界がどこまで広げられるかというのがテーマでした」とKATSU。
 今後は「アーティスト・ゆかな」を前面に出して活動していきたいとしており、ゆかなは「今回のアルバムには10年分の私の思いがたくさんあふれていて、それだけの思いを抱えてきたんだということが伝えられたら…」と意気込みを語り、KATSUも「ゆかなさんの声の魅力にひかれた1人として、皆さんのご期待に応えられるアルバムにしたい」と話していた。

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2008年7月31日のニュース