×

1月無効試合の重岡銀次朗が暫定王座決定戦へ 4・16代々木でIBFミニマム級前王者クアルトと

[ 2023年2月21日 15:56 ]

「3150FIGHT」4・16代々木大会開催を発表した亀田興毅氏
Photo By スポニチ

 ボクシング元3階級制覇王者の亀田興毅氏(36)が21日、都内で会見を開き、IBF世界ミニマム級4位の重岡銀次朗(23=ワタナベ)と同級3位の前王者レネ・マーク・クアルト(26=フィリピン)にIBFから暫定王座決定戦の指令が出ていると明かした。亀田氏は4月16日に東京・代々木第2体育館で開催する興行「3150FIGHT」第5弾での実施へ向けて調整中とし、「決まったら改めて発表したい」と話した。

 重岡は1月6日にエディオンアリーナ大阪でIBF同級王者ダニエル・バラダレス(28=メキシコ)に挑戦したが、3回に発生した偶然のバッティングでバラダレスがめまいなどを訴え、続行不可能と判断されて無効試合(無判定)に。両陣営は再戦で基本合意し、重岡側は日本ボクシングコミッション(JBC)を通じてIBFに再戦を要請したが、バラダレスは重岡戦で左鼓膜を負傷したとの診断書をIBFに提出。防衛戦ができない状態のため、16日に代理人を通じて亀田プロモーションに暫定王座決定戦の連絡が届いたという。

 バラダレスの鼓膜負傷はバッティングではなく重岡のパンチによるものとみられ、亀田氏は「KO負けではないか」「再戦できなければ王座剥奪ではないか」と疑問を呈しながらも、4月16日まで2カ月を切った状況での対戦交渉について「間に合わせなければプロモーター失格。強い気持ちを持って、何としても実現させます」と決意表明。クアルトはバラダレスに敵地での1―2判定負けで王座を失っており、「強い選手に変わりない。前回(バラダレス)以上の選手になると考えられる」と警戒感を示した。

 4月16日は亀田氏がプロデュースする「3150FIGHT」の東京初開催となる。キャッチフレーズ「東京を殴りにいこうか!」を掲げた亀田氏は「ダブル世界戦は前回(1月6日)やったので、何とかトリプル世界戦を実現できれば」と派手な興行を開催することを約束した。

続きを表示

2023年2月21日のニュース