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武藤敬司「超人的なものを見せなきゃいけない」猪木さん誕生日に誓う38年間の闘魂集大成

[ 2023年2月21日 04:30 ]

20日の引退試合記者会見で話をする武藤
Photo By スポニチ

 プロレスリング・ノア2・21東京ドーム大会の前日会見が20日、都内のホテルで行われ、引退試合に臨む武藤敬司(60)と対戦相手の内藤哲也(40=新日本)が出席した。

 38年間の集大成に向け、紺のスーツ姿で登場した武藤は「現役として最後の会見ということで、非常に感慨深いものはあります」と吐露。1月22日に両太腿に肉離れを起こし「全治6週間と診断され、それから4週間しかたってない。非常に追い込まれた1カ月だった」と明かした。

 それでも数々の苦難を乗り越え奇跡を起こしたレジェンドは「レスラーというのはヒーローじゃなきゃいけない。超人的なものを見せなきゃいけない。俺もレスラーということで、もう大丈夫です」と語った。

 この日は師匠でもある故アントニオ猪木さんの誕生日。「一度も褒められたことがなかった。明日もあの世で“派手にし過ぎじゃないか”と怒っている気がします」と話しながらも、「内藤選手を思いっきりぶちのめします」と力強く勝利宣言した。

 ≪内藤 完封勝利こそ恩返し≫武藤から対戦相手に指名された内藤は「今、プロレス界の先頭を走る俺が引退する武藤選手に完封勝利することが最高の恩返しになる」と冷静な口調で宣言した。プロレス少年だった内藤が最初に好きになったレスラーが隣に座っている。いつも通りの雰囲気を醸し出しながらも緊張からか質問の内容を失念する場面もあった。それでも「差を見せつけた上で、悔しい思いをしてもらって灰になってリングを降りてもらう」と憧れの人に引導を渡す決意を示した。

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2023年2月21日のニュース