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日本スーパーフェザー級挑戦権獲得の原優奈、王者・坂を「圧倒する」 井上トレーナー「ええ酒が飲めそう」

[ 2022年10月1日 21:38 ]

ボクシング 日本スーパーフェザー級挑戦者決定戦8回戦 ( 2022年10月1日    後楽園ホール )

最終ラウンド、原(右)の右が波田をとらえる
Photo By スポニチ

 日本スーパーフェザー級2位の原優奈(28=真正)が同級1位の波田(はた)大和(25=帝拳)に2―1で判定勝ちし、日本同級王者・坂晃典(30=仲里)への挑戦権を獲得した。手数の少ない波田に対しジャブから右のショートを当て続けて優位に立ち、相手が前へ出てくるとボディーやショートアッパーで対抗。ジャッジ3人の採点は2人が77―75で原を、1人が77―76で波田を支持した。

 6回以降は波田の反撃を受けたが、井上孝志トレーナーから「気持ちを見せろ!覚悟を決めて戦え!男やろ!」とハッパを掛けられたという。ボディーは効いたと明かしたが、「スイッチが入った。嫌や、というよりもっと来い、という感じになりましたね」と胸を張った。リング上のインタビューでは「チャンピオンは大阪(の選手)やったかな?ボコボコにしばいたろうかなと思います」と王者・坂を挑発したが、王座挑戦への抱負を聞かれると「圧倒ですよ。全然問題ないです」と意気込んだ。後楽園ホールは初見参で「お客さんの声援が全部自分の応援に聞こえて気持ち良かった」と振り返り、試合後は“アウェー”の自身にも送られた拍手に「温かったです。大阪なら瓶ビール投げられてますよ」と冗談めかして話した。

 かつてワタナベジムでWBA世界ライトフライ級スーパー王者・京口紘人を指導していた井上トレーナーは「スタミナが切れかけてて、最終ラウンドは“ダウンを取らないと勝てないぞ”と送り出した。よくやってくれた」とホッとした表情。「負けたらクビになるかと思ったけど、次のタイトルマッチまでクビがつながった。ええ酒が飲めそうです」とニッコリ笑った。

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2022年10月1日のニュース