日本＆WBOAPフェザー級王者“天才”阿部麗也　12・3後楽園で初防衛戦　2冠懸け前田稔輝と

5月にフェザー級2つのベルトを獲得した阿部麗也
Photo By スポニチ

　ボクシングのKG大和ジムは1日、フェザー級の日本＆WBOアジア・パシフィック2冠王者の阿部麗也（29）が12月3日、東京・後楽園ホールで日本同級2位およびWBOアジア・パシフィック同級1位の前田稔輝（26＝グリーンツダ）と2つのタイトルを懸けた初防衛戦を行うと発表した。同ジムによると、阿部はこの試合の勝敗次第で同級5位にランクしているIBFの挑戦者決定戦出場権を獲得できる可能性も高いという。

　“天才”を自称する阿部は「初防衛をクリアして真のチャンピオンと言われてます！！　まさにその通りだと思うので、サクッと勝って次のステージに進みます。良くてKO、悪くてもKO！！　とりあえず、格の違いを見せ付けて倒します！！」とコメントした。13年6月プロデビューで、戦績は27戦23勝（10KO）3敗1分け。今年5月にWBOアジア・パシフィック・フェザー級王座決定戦を兼ねた日本同級タイトルマッチで前王者・丸田陽七太（森岡）に3―0で判定勝ちし、2つのベルトを手に入れた。

　前田は19年4月プロデビューで、戦績は10戦全勝（5KO）。19年度全日本フェザー級新人王に輝き、今年2月に元アマ3冠の木村蓮太朗（駿河男児）に2―1で判定勝ち。8月には東洋太平洋スーパーバンタム級5位のジュンリエル・ラモナル（フィリピン）に2回KO勝ちしていた。