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小川直也 猪木さんと無言の対面「現実を受け入れられない…肌つやも良くて正直、何でと」

[ 2022年10月1日 22:56 ]

弔問を終え故人をしのぶ小川直也氏(撮影・会津 智海)
Photo By スポニチ

 元プロレスラーで、参議院議員を2期務めたアントニオ猪木(アントニオいのき、本名・猪木寛至=いのき・かんじ)さんが1日、自宅で死去した。79歳だった。横浜市出身。難病「全身性アミロイドーシス」で闘病中だった。

 柔道の92年バルセロナ五輪銀メダリストで「暴走王」こと小川直也氏(54)が同日夜、東京都内の猪木さんの自宅を弔問した。「いつかこの日が来るとは思っていたが、現実を受け入れられない。体調も上向いていると聞いていたし、(遺体の)肌つやも良くて正直、何でと…」と言葉を詰まらせた。

 最後に会ったのは今年7月11日で、小川道場に飾るサインをしたためてもらったという。その際に「次はステーキを食おう」と約束したそうで、実際に猪木さんはその後、1枚食べられるほど元気になっていたという。「だから余計に、ね」とショックを隠しきれないようすだった。

 アトランタ五輪後の97年2月に米ロサンゼルスに呼ばれてスカウトされ、始まった小川氏のプロレス人生。「“君はこれが始まりなんだ”と言われ、プロレス人生が始まった。(猪木さんの)引退試合で戦えなかったから、(天国で)準備しておいてくださいと伝えた。本当に感謝しかない」とプロレスの師に別れを言葉を贈った。

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