×

那須川天心 ラストマッチ五味と魂の打ち合い 試合後は涙声でRIZIN愛「5年間の思いや気持ちが…」

[ 2022年1月1日 00:07 ]

RIZIN.33 ( 2021年12月31日    さいたまスーパーアリーナ )

<RIZIN33>第13試合 那須川天心・五味隆典 那須川(右)のライジンラストマッチは五味と引き分け(撮影・篠原岳夫)
Photo By スポニチ

 格闘技イベント「RIZIN.33」が31日にさいたまスーパーアリーナで開催された。第13試合では、来年ボクシング転向する那須川天心(23)がPRIDEのレジェンドで43歳の五味隆典とエキシビションに臨み、ドローに終わった。パンチのみで判定なし、スタンディングバウトの特別ルールが採用された。

 那須川のRIZINラストマッチは満員のファンの拍手に迎えられ、入場から早くも涙腺決壊モード。実況席には友人の東京五輪スケートボード金メダリストの堀米雄斗が見守るなか、自身より13・3キロ体重が多い相手に気合のこもったファイトを披露した。43歳とはいえ、体格差のある闘い。ワンパンチで倒されるリスクもなるなか、五味は相手のパンチを交わす。それでも「五味さんのパンチはハンマーで殴られるような感覚。最後は自分から当たりにいった」と自身の気持ちを拳に込めて打ち合いに応じた。

 試合後もリング上でも涙声でRIZIN愛をアピール。直後には来年6月に対戦するK―1ワールドGP王者の武尊がリングに上がり「日本格闘技界最高の試合をして勝ちます」と勝利宣言すると那須川も拳で応じた。「ワクワクしています。これがないと(キック人生は)終わらないと思います。ボクから始めた物語なので、しっかり終わらせたいと思います」

 RIZINでの5年間を終えた那須川は「いろんな感情があった試合。5年間の思いや気持ちが出てきたいうか、非常に感極まった。いろいろチャレンジささせてもらえる舞台だった。まさかメイウェザーとやるとも思わなかったし、面白いことやらせてもらえた」と振り返った。最後の相手になった五味にも「この闘いは記憶に残る。やれて良かった」と感謝の言葉を並べた。

続きを表示

この記事のフォト

2021年12月31日のニュース