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朝倉海 バンタム級トーナメント決勝判定で敗れて優勝逃す…3年連続で大みそかは黒星

[ 2021年12月31日 23:00 ]

RIZIN.33 ( 2021年12月31日    さいたまスーパーアリーナ )

<RIZIN33>第16試合バンタム級トーナメント決勝 朝倉海・扇久保博正 扇久保(右)は打撃でも朝倉と互角に渡り合う(撮影・篠原岳夫)
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 格闘技イベント「RIZIN.33」が31日にさいたまスーパーアリーナで開催された。「RIZIN JAPAN GRAND―PRIX 2021バンタム級トーナメント」の優勝候補だった朝倉海(28=トライフォース赤坂)が、同じく優勝候補の一人だった井上直樹を破った扇久保博正(パラエストラ松戸)に決勝で判定で敗れて優勝を逃した。

 大みそかには魔物が棲んでいるのか――。優勝を期待された朝倉海の動きが序盤から硬い。反対に扇久保はトリッキーな動きからのパンチ、得意の腰の低いタックル、パワーで試合を支配。最後までペースがつかめなかった朝倉海は判定0―3で敗れ、ぼう然と立ち尽くすしかなかった。

 元RIZINバンタム級王者として今回のトーナメントの優勝候補だった朝倉。6月の1回戦は渡部修斗を相手に強烈なパンチをパウンドで浴びせて1RTKO勝利。9月の2回戦はボンサイ柔術のアラン“ヒロ”ヤマニハと対戦して判定勝利も右拳を骨折していた。しかしその怪我もしっかり完治させて、最高の仕上がりで大みそかに臨み、準決勝は瀧澤謙太(27=フリー)に勝利して決勝へ駒を進めた。しかし決勝で敗れて優勝を手にすることはできなかった。

 朝倉自身、一昨年の大みそかはマネル・ケイプとのRIZINバンタム級王座決定戦に敗れ、昨年の大みそかはRIZINバンタム級王者として堀口恭司と挑戦を受けたが、堀口のカーフキックに苦戦して1RTKO負けで王者から陥落。今年の大みそかもトーナメント決勝で敗れて3年連続で大みそか黒星となってしまった。

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