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朝倉海 準決勝で右の拳を骨折していた 注射打ち決勝「拳が壊れてもいいと…単純に扇久保選手が強かった」

[ 2022年1月1日 00:15 ]

<RIZIN33>第16試合バンタム級トーナメント決勝 朝倉海・扇久保博正 扇久保(右)がしつこくタックルで朝倉を攻める(撮影・篠原岳夫)
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 格闘技イベント「RIZIN.33」が31日にさいたまスーパーアリーナで開催された。「RIZIN JAPAN GRAND―PRIX 2021バンタム級トーナメント」の優勝候補だった朝倉海(28=トライフォース赤坂)が、同じく優勝候補の一人だった井上直樹を破った扇久保博正(34=パラエストラ松戸)に決勝で判定で敗れて優勝を逃した。

 試合後には「単純に悔しい。自分が勝って盛り上げたかったが、ふがいなかった」と力なく語った。準決勝の瀧澤戦で右の拳を骨折したが「単純に扇久保選手が強かった」と言い訳はしなかった。決勝には痛み止めの注射を打って出場し「拳が壊れてももいいと思っていた。左手をうまく使おうと。右のプレッシャーがかけられなかった」と振り返った。2022年の展望は「まずはケガを治してから。一からやり直す意味で、自分に足りない部分を補っていきたい」と前を向いた。

 試合は優勝を期待された朝倉海の動きが序盤から硬かった。反対に扇久保はトリッキーな動きからのパンチ、得意の腰の低いタックル、パワーで試合を支配。最後までペースがつかめなかった朝倉海は判定0―3で敗れ、ぼう然と立ち尽くすしかなかった。

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2021年12月31日のニュース