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V4井岡 来年こそ統一戦を!中止になったIBF王者アンカハスとの対戦熱望「僕がずっと望んでいた試合」

[ 2021年12月31日 20:46 ]

WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ   王者・井岡一翔 判定3―0 同級6位・福永亮次 ( 2021年12月31日    大田区総合体育館 )

<WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ>判定で勝利しベルトを手に笑顔を見せる井岡(撮影・会津 智海)
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 プロボクシングのWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦は31日、東京・大田区総合体育館で行われ、王者・井岡一翔(32=志成)が挑戦者で同級6位の福永亮次(35=角海老宝石)を12回判定で下し、4度目の防衛に成功。プロ30戦目、大みそかの試合が10戦目という節目を白星で飾り「来年こそ今回中止になった統一戦をやりたい」と次なる目標への意気込みを語った。

 井岡は35歳にして世界初挑戦となった挑戦者相手に判定3―0勝利。3人のジャッジの採点は118―110、116―12、115―113と危なげない試合運びで王者の貫禄を見せつけた。

 勝利インタビューでは「今回試合が決まってからずっと10度目ということ自分も思ってこれまでやってきたんですけど、いざ控え室に入ると今回で10回目かとヒシヒシと色んな感情がこみ上げてきました」とコメント。

 続けて「統一戦がなくなってしまって凄く複雑な心境ではあったんですけど、こうして僕を支えてくれている方々のためにも戦ってる姿を見せたいと試合に臨みました」と心境を吐露。さらに「ファンやジム関係者、スポンサー様、TBSさんなど色んな方たちのおかげでリングに上がることが出来ました」と感謝の気持ちを伝えた。

 最後に「今回中止になった統一戦っていうのは僕の中でずっと望んでいるものです。この試合を無事に勝てたので次こそアンカハス選手と来年統一戦できるように(交渉を)進めてもらうので、また皆さん応援よろしくお願いします」と意気込み。新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止となったIBF王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)との“幻の統一戦”実現を熱望していた。

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