WBCの盛り上がりの一方で、メジャーリーガーのロサンゼルス五輪参加は依然、課題山積

[ 2026年3月8日 10:33 ]

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 2028年ロサンゼルス五輪へのMLB選手派遣の議論が進んでいるものの、依然として多くの課題が残されている。7日(日本時間8日)、スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」が報じた。

 フィリーズのブライス・ハーパーは「もちろんWBCは素晴らしい大会だが、オリンピックは別格。どんな競技でも五輪が始まれば世界中が見る」と語り、五輪にメジャー選手が出場することへの期待を示した。MLBと選手会はすでに参加に向けた調整を始めており、ロブ・マンフレッド・コミッショナーも実現に前向き。リーグはシーズン中盤の休止期間を延長し、オールスター戦とオリンピックを同じ夏の中断期間に収める案を検討している。

 課題の一つは日程調整だ。仮にオールスター戦の日程を変更すれば、放映権を持つFOXなどの利害関係者にも影響が及ぶ。開催地もまだ決まっていないが、移動面を考えるとロサンゼルスと同じ西海岸での開催が有力で、サンフランシスコが候補と報じられている。

 さらに大きな課題は保険問題である。MLB選手がWBCに出場する際にも保険加入が必要だが、今回は保険でカバーされないために一部のスター選手が出場できず、問題となった。オリンピックでは、MLB、選手会、五輪組織委員会のいずれがその費用を負担するのかを巡り、さらに大きな課題になる可能性がある。

 MLBの選手たちがオリンピック村に滞在することに同意するのかどうかも議論の対象となる。また、オールスター戦にもオリンピックにも出場しない残りの選手たちをどうするのかも未定で、MLBはその期間にエキシビションゲームを開催し、選手の実戦感覚を維持する案も検討している。

 こうした問題は、数カ月以内に始まる次期労使協定(CBA)交渉の中で議論される見通しだ。また、2028年ロサンゼルス五輪組織委員会のトップであるケーシー・ワッサーマンの将来が、ジェフリー・エプスタイン問題との関連で不透明になっていることも、不確実性の一因となっている。

 WBCが盛り上がる中、MLB選手の五輪出場への期待は高まっているが、制度や日程、費用など解決すべき課題は依然として多く残されている。

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