【侍ジャパン】槙原寛己さんが注目した「あの一打」 牧の自己犠牲の右打ち「日本の細かい野球は健在」

[ 2026年3月8日 22:29 ]

第6回WBC1次ラウンドC組   日本ーオーストラリア ( 2026年3月8日    東京D )

WBC1次R<日本・豪州>4回、安打を放つ牧(撮影・木村 揚輔)
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 スポニチ本紙評論家の槙原寛己氏が、侍ジャパンが4―3で勝利を収めたオーストラリア戦を解説。8回に牧がマークした、自己犠牲の精神があふれる一打に注目した。

 2―1で先頭・村上が四球。ここで代走の切り札である周東が一塁に送られた。

 打席の牧は3球目まで見送って、周東のスタートを待った。自身は追い込まれる形となったが、周東は3球目に二盗を決めた。

 カウントは1ボール2ストライク。牧は続く4球目をおっつけて逆方向に運んだ。進塁打となる一塁ゴロ。貴重な一打に牧は一塁ベースを過ぎたところで自ら手を叩き、ベンチのナインも「ナイス!」と出迎えた。

 これで1死三塁となり、佐藤輝の代打二塁打などにつながった。2点を追加。最終回に1点差に迫られたことを考えれば、牧の進塁打は値千金だった。

 「どうしても1点が欲しい場面だった。牧は周東が盗塁するのを待って、追い込まれながら右打ち。侍ジャパンの武器である“細かい野球”は健在だと思った」と槙原氏。

 もちろん大谷や鈴木、吉田らの一発は魅力十分。しかし牧のような記録には残らない一打こそ、最後の最後に勝因になるケースがあるのも、また野球だ。

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