【WBC】走攻守のキーマンが戦線復帰へ「彼は準備ができている」 チョウリオ復帰で強力打線完全体に

[ 2026年3月8日 13:55 ]

第6回WBC1次ラウンドD組   ベネズエラ11―3イスラエル ( 2026年3月7日    フロリダ州マイアミ )

試合後の会見に臨むベネズエラ代表のオマル・ロペス監督(撮影・杉浦 大介通信員)
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 ベネズエラが投打のかみ合う会心の試合運びで、2連勝を決めた。オマル・ロペス監督は「これまでのところ、すべての投手が非常に良い投球をしている」と投手陣を称え、2本塁打5打点の活躍で得点源となったアラエスについても「彼が同じ形で2本塁打を打つのは普通のことではない。普通じゃない」と賛辞を送った。

 鮮やかな速攻劇で試合の主導権を握った。初回、先頭のロナルド・アクーニャが四球で出塁。1死後、3番のルイス・アラエスが左中間を破る二塁打で先制した。

 22年からMLBで3年連続の首位打者を獲得した主軸の先制打で、打線は一気に活気付く。1死三塁からロイヤルズ一筋で通算1712安打、303本塁打を記録。WBCには4大会連続で出場する4番、サルバドール・ペレスが左前打で追加点をたたき出す。さらにメジャー通算325本塁打の5番、ユジニオ・スアレスが左翼席に2ランを放ち、この回計4得点。序盤の大量得点で完全に勢いに乗った。

 アラエスが2本塁打を含む、全て長打の4安打の活躍で打線をけん引し、計14安打11得点。投手陣も先発のデヘススが5回2安打1失点、8奪三振を記録するなど完璧な形で試合をつくった。

 次戦は1日開いて、9日(日本時間10日)のニカラグア戦。そして11日(同12日)にはD組最大のライバル・ドミニカ共和国との一戦を控える。対戦に向け、心強い材料がジャクソン・チョウリオの復帰が見えてきたことだ。チョウリオは24年にブルワーズでメジャーデビューし、2年連続で20本塁打、20盗塁の「20―20」を記録。当初は走攻守を兼ねそろえたベネズエラのキーマンと目されていた。しかし大会前のオープン戦で手首を痛め、開幕から2試合を欠場している。

 指揮官は「彼は準備ができている。少しずつ調整していく」と話した上で「今日は打撃もした。表情も違っていた。笑顔だったし、かなり良くなっている。守備練習もして、送球もした」と走攻守全てで問題がなくなってきている現状を明かす。「打撃を見て判断するが、神に感謝だ。ニカラグア戦ではラインアップに入る可能性がある」と次戦からの起用を示唆した。

 ベネズエラのWBCでの最高成績は、09年第2回大会の4強進出。D組を突破すれば、準々決勝で対戦するのは、日本が属するC組の1次リーグ突破チームとなる。アクーニャ、アラエス、スアレスらメジャーでも活躍する選手が並ぶ、ベネズエラ史上最強チームに若手のキーマンが加われば、日本にとってもさらに手強い相手となることは間違いない。

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