【センバツ】聖地初出場の帝京長岡 初戦の相手は“縁ある”東北 芝草監督が帝京時代にノーノー達成

[ 2026年3月7日 05:00 ]

対戦が決まり健闘を誓う東北・松本叶大主将(左)と帝京長岡・鈴木祥大主将
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 「第98回選抜高校野球大会(19日から13日間、甲子園)」の組み合わせ抽選会が6日、大阪市内で行われ、春夏通じて聖地初出場の帝京長岡は23日に1回戦で東北(宮城)と対戦することが決まった。芝草宇宙監督(56)にとっては帝京時代の87年夏にノーヒットノーランを達成した相手。12年ぶり6度目出場の日本文理は21日に21世紀枠で出場する高知農と対戦する。

 幾多の名勝負を生んだ甲子園が、またも粋な演出だ。出場校32校のうち最後に鈴木祥大主将(3年)がくじを引き、残り1枠に校名札が入る。記念すべき聖地初陣の相手は東北に決まった。「どこか縁があるような、そんなところと当たる気がしていた」。かつての“甲子園の申し子”である芝草監督は、感慨を込めて言った。

 見えない、大きな力を肌で感じたからこその“予感”だ。帝京時代の3年夏、2回戦で東北を相手に無安打無得点試合を達成。8四死球を与えるなど苦しみながらの達成で「あの時(無安打無得点達成の試合)はみんなが頑張ってアウトを取ってくれた」と感謝する。その後の3回戦、準々決勝も完封を決め、チームは4強入り。実力以上のものを引き出してくれる甲子園への凱旋で、これ以上ない舞台が整い「今度は帝京長岡として、チーム全体で一つのアウトを取ってくれれば」と目を輝かせる。

 準備は万全だ。ここまで4度の県外遠征を実施。7日から解禁される対外試合へ向け、実戦感覚もキープしている。芝草監督が「しっかり準備すれば、初出場とか関係なく、やれると思っている」と言えば、鈴木も「しっかり分析して、自分たちの野球をする」と初戦を見据えた。

 昨秋は県の第3代表として臨んだ北信越大会を頂点まで駆け上がり、初の甲子園への切符をつかみ取った。芝草監督は「みんなで勝って、みんなで喜ぶ。まずは一つ目、絶対に勝ちたい」と誓う。指揮官として凱旋する夢の舞台。最善の準備を整え、教え子たちをグラウンドに送り出す。(大島 享也)

 ▽芝草の甲子園ノーヒットノーラン 87年夏の甲子園に帝京のエースとして出場。2回戦の東北戦で大会史上20人目(21度目)の無安打無得点試合を達成した。ただ、奪った三振はわずか3で、8四死球を与え「自分の中では史上最低のノーヒットノーラン」と当時を自虐的に振り返ったことも。同大会は3回戦、準々決勝で連続完封を決めるなど、チームの4強入りに貢献した。

 ○…12年ぶりの出場となる日本文理の初戦の相手は高知農に決まった。30番目にクジを引いた主将の渡部倖成内野手(3年)は「やっときた感じ。実感が湧いてきた」と気持ちを高ぶらせた。県として初めて21世紀枠での出場校との対戦。チームにとっては夏を含めて18度目の甲子園で初の高知県勢との対決にもなるが、鈴木崇監督は「どこが相手というよりは、相手チームとうちの特徴を照らし合わせながら、戦略を含めてやっていけたら」と冷静に語った。

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