米殿堂入りA・ジョーンズ氏 楽天で日本一は「キャリアの中でも大きなハイライト」「毎日野球を楽しめた」

[ 2026年1月21日 11:08 ]

オンライン取材に応じるA・ジョーンズ氏
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 米国野球殿堂は21日(日本時間22日)、今年の殿堂入りメンバーを発表し、ブレーブス、楽天などで活躍したアンドリュー・ジョーンズ氏(48)、ロイヤルズ、メッツなどでプレーしたカルロス・ベルトラン氏(48)を選出したと発表した。オンライン会見に臨んだジョーンズ氏は2013、2014年にプレーした楽天への思いも語った。

 ジョーンズ氏はメジャーデビューした1996年から2007年までブレーブスでプレー。1年目の96年はワールドシリーズ初打席から2打席連続本塁打を放ち、離れ業をやってのけた。05年には本塁打王、打点王にも輝いた。その後、ドジャースやヤンキースなどでプレーしたが思うような成績を残すことはできなかった。

 オンライン会見に臨んだジョーンズ氏は現役時代を振り返り、ブレーブスを去った後も「在籍したどのチームでも、最終的にはチャンピオンになることを目指していた」と語り「ホワイトソックスとテキサスを除けば、プレーオフ争いができる位置にいたチームもあったが、結局優勝することはできなかった」と悔しさをにじませた。

 特にブレーブスから移籍直後だった2008年はドジャースで75試合出場にとどまり、打率・158、本塁打はわずか3本と不振に陥った。「ドジャースには、彼らが期待していた最高の自分を見せることができなかった。そのことに対して、自分自身にとても腹が立っていた。チャンスを与えてくれたチームには、いつも全力を尽くしてきたつもりだったからだ」と自身への不満を口にした。

 その後は「すべてが下り坂になっていったように感じている。野球選手として、自分が本当にやりたいことをやれる状況ではなかった」と苦しみもがいたという。

 そんな中、「これだけ野球が好きなんだから、日本に行ってプレーするのはどうだろう」と思い始め、転機が訪れた。それが、日本球界、楽天への移籍だった。「チャンスをもらって日本に行き、そこで優勝することができた。毎日試合に出て、毎日野球を楽しめたし、それは私のキャリアの中でも大きなハイライトだった」とジョーンズ氏。2013年は4番打者として打線を引っ張り、球団初のリーグ優勝、日本一に貢献。若い選手が多かったチームに「勝利の哲学」を浸透させた。

 2014年も楽天でプレーしたが「その頃には子どもたちも成長してきて、もっと一緒に過ごす時間が必要だと感じるようになった。そして私は、現役を終える決断をした」と同年限りで退団。その後、現役を退いたが、楽天での2年間で50本塁打を放ち、チームの中心打者として奮闘。東日本大震災からの復興途中だった東北に大きな希望を与えた。

 ジョーンズ氏はオランダ領キュラソー出身。ブレーブス時代の2005年に本塁打王、打点王に輝いた。メジャー通算は2196試合で1933安打、打率・254、434本塁打、1289打点。

 殿堂入りは全米野球記者協会に所属する有資格記者の投票で75%以上の票が必要で、A・ジョーンズ氏は78・4%、ベルトラン氏は84・2%だった。

 両者は7月26日にクーパーズタウンで予定されている式典で正式に殿堂入りする。

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