中日が首位死守!! 逆転の8回に決勝打を放った細川「自分が決めてやろうと思っていました」

[ 2024年4月17日 05:45 ]

セ・リーグ   中日3-2ヤクルト ( 2024年4月16日    バンテリンD )

<中・ヤ>8回、細川は勝ち越し打を放ち、堂上コーチ(右)とハイタッチ(撮影・椎名 航)
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 中日の逆転勝ちと首位死守の立役者は細川だった。お立ち台で「自分が決めてやろうと思っていました」と声を張り上げた。

 0―2の8回だ。田中の中前適時打で1点差に迫り、なお2死二、三塁で細川が打席へ。1ボール2ストライクからの4球目が暴投となり三塁走者・田中が生還して同点。その直後、木沢の5球目、外角カットボールをノーステップで巧みに中前へ運んだ。リーグ単独トップ、今季3度目の決勝打となった。

 「(小笠原)慎之介さんに勝ちを付けられなかったことは悔しいですが、負けは消せたのでよかったです」

 恩返しの一打だった。小笠原や涌井ら先発陣の間で、細川に食事を振る舞うと活躍するというトレンドがあり、「先行投資」「課金」などが流行語。小笠原からも先日、名古屋市内の豚しゃぶ店で、田中らと、ごちそうされたばかり。「お世話になっているので。何とかしたい気持ちはもちろんあります」。6回2/3で2失点の左腕に白星は贈れなかったが、黒星を消してチームに勝利をもたらした。

 成長した姿を見せたい先輩もいる。DeNA復帰が決まった元同僚の筒香。「筒香さんからは、キャンプの時など“スイングは変えず、自分を貫けよ”という言葉をもらいました。もっと磨き上げていきたい」と誓った。

 「勝たないと首位にいられないので、毎日、勝てるように。今週も連勝できるように」と細川。今年の立浪竜にはズルズルいかない反発力がある。(湯澤 涼)

 ○…中日は3―2でヤクルトに勝利。これで4月は12試合で9勝2敗1分けの勝率.818。3日の巨人戦から続くゲーム2失点以下を11試合連続に更新して、球団記録の10年9月、12試合にあと1試合としている。

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