阪神・坂本 8回に巨人・佐々木の盗塁を見破った!「バントの構えで走る情報入っていた」

[ 2024年4月17日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神1-1巨人 ( 2024年4月16日    甲子園 )

<神・巨>8回、佐々木の二盗を阻止した坂本(右)(撮影・須田 麻祐子)
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 阪神・坂本の二盗阻止がなければ、引き分けに持ち込めたかどうかは分からない。岩崎が登板した同点の8回1死一塁で、快足ルーキー・佐々木の二盗を封じた。打者・門脇の初球だった。バントの構えをしてから見送る相手の揺さぶりにも動じず、二塁へドンピシャのストライク送球。この後、連打を浴びただけに、値千金のプレーになった。

 「バントの構えで走るという情報が入っていたので。準備ができていたので良かったと思います」

 試合後のこの言葉から伝わるように、相手の攻撃パターンが頭に入っていた。13日広島戦で巨人が決めた2つの二盗は、打者がバントの構えをして見送るアシストをして決めていた。うちの一つは、走者・佐々木、打者・門脇というこの日と全く同じシチュエーション。スコアラーからの報告を緊迫の場面でも心に留め、作戦を見破る材料にしたところが、頭脳派の坂本らしかった。

 昨季の盗塁阻止率は.355でリーグ3番目の高さだった。シーズン終盤にかけて確率を上げながらも、「自分一人の力ではない。投手との共同作業なので」と手柄にすることはなかった。黒子に徹する女房役が、チームを支えている。(倉世古 洋平)

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