大谷翔平 4戦ぶりマルチ安打にYOSHIKIも歓喜 得点圏では3打席凡退して得点圏打率は.053

[ 2024年4月17日 13:36 ]

ナ・リーグ   ドジャース6―2ナショナルズ ( 2024年4月16日    ロサンゼルス )

<ドジャース・ナショナルズ>初回、安打を放つドジャース・大谷(撮影・光山 貴大)
Photo By スポニチ

 ドジャースの大谷翔平投手(29)が16日(日本時間17日)、本拠地・ロサンゼルスでのナショナルズ戦に「2番・DH」で先発出場。第1打席と第5打席に安打を放って4試合ぶりにマルチ安打をマークしたが、第2~4打席は3打席連続得点圏で凡退。チームは6―2で勝利して連敗を2で止めたが、大谷は今季得点圏では19打数1安打、打率.053となった。

 初回は先頭のムーキー・ベッツが右前打で出塁。大谷はナショナルズの先発左腕パトリック・コービンに外角低めに速球を2球連続で決められてあっさり追い込まれたが、3球続いた外角低めの速球を軽打して左前に運んだ。連続試合出塁はこれで16に伸ばした。続くフレディ・フリーマンが四球を選んで満塁とすると、4番のテオスカー・ヘルナンデスの遊ゴロ併殺打の間にベッツがホームを踏んで1点を先制した。

 第2打席はベッツの適時打などでリードを3点に広げた2回1死二、三塁の好機。果敢に初球から狙っていったが、速球を打ち損じて二ゴロ。三塁走者はストップし、追加点を奪うことができなかった。

 第3打席は1点差に迫られた4回2死一、三塁で迎えた。この打席も左腕コービンの初球を狙ったが、またも速球を打ち損じて二ゴロ。前日も得点圏で中飛に倒れており、今季得点圏打率は18打数1安打で.056に低下した。

 第4打席も再び得点機で大谷に打席が回ってきた。ベッツがこの日4安打目となる二塁打を放って好機を演出。しかし、大谷はこの試合4度目の対戦となった左腕コービンの初球を狙ったが、91.2マイル(約146.7キロ)の速球に差し込まれて中飛に打ち取られた。それでもベッツはタッチアップで三塁へ進んだ。続くフリーマンが申告敬遠で歩くと、テオスカー・ヘルナンデスが三塁内野安打を放って追加点を奪った。

 第5打席は8回2死一塁の場面。ベッツがキャリアハイの5安打目を放って大谷につないだ。3番手右腕タナー・レイニーに対し、カウント2-2から最後はボール気味の外角高めの直球を打つと、ボテボテの打球は三塁前へ転がって内野安打とした。この安打にVIP席で見守るYOSHIKIも笑顔を浮かべていた。

 デーブ・ロバーツ監督は試合前に大谷の得点圏打率について言及。得点圏での低打率については「気付いていなかった」としつつ「ただ、それは小さなサンプル。昨夜、得点圏に置いた場面でセンターへ打球速度100マイル以上の打球を飛ばしていた。16打数1安打は理想的ではないが、シーズンを通して、彼が今のようにバットを振り続ければ問題ないだろう」と話していた。

 この日は試合前に「X JAPAN」のYOSHIKI(年齢非公表)が米国国歌と代表曲「ENDLESS RAIN」をピアノ演奏。「ハローキティ・ナイト」と銘打ったイベントも開催された。YOSHIKIは松井秀喜を抜く日本選手最多メジャー通算176号を狙う大谷に「もしホームランを大谷選手が打つと記録ですか?ぜひ打っていただけるようにその前の演奏で盛り上げられればと思っています」と話していた。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年4月17日のニュース