阪神・ミエセス　雨中のヘッスラ「100％楽しんでもらうため」中止のファンにサービス

　雨天中止後、パフォーマンスで場内を沸かすミエセス（撮影・大森　寛明）
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　午後6時半に雨のために中止が決まった神宮でのヤクルト―阪神戦。雨を恨めしげに見つめるファンのために、ミエセスがひと肌脱いだ。

　ヤクルト・オスナや阪神のチームメートから「行け！行け！」とはやしたてられたミエセスは、雨の中でグラウンドに登場。打席でのバントの構えからブルーシートに覆われた一塁にヘッドスライディングを決めると、二塁、そして三塁、さらに糸原“ベースコーチ”が腕を回す中、ホームにダイビング。水しぶきをしっかり上げて、ファンを喜ばせた。

　ずぶ濡れになりながら、ギャルピースで阪神ベンチに出迎えられたミエセスは「試合が中止になったので、ファンに楽しんでもらえることができればと思っていた。みんながやれ！と言っていたので、教えてもらったよ。ドミニカでは他の選手にやれ！やれ！と言ってやらせて、“アホやな”と思っていたけど、自分がやるとはね。やっぱりホームランの方がいいよ。成績にもなるし。気をつけてやったけど、100％楽しんでもらうためにやりました」とコメントした。

　ビールかけでの主役パフォーマンスも含めて、水と言えばミエちゃん。触発されてヤクルト・丸山和、長岡も雨中ヘッドに挑戦。スタンドの拍手を集めていた。