Rソックス・吉田正尚 16試合連続安打で打率・321急上昇も、チームの連勝は8でストップ

[ 2023年5月8日 04:53 ]

インターリーグ   レッドソックス1ー6フィリーズ ( 2023年5月7日    フィラデルフィア )

7回、頭から一塁へ帰塁するレッドソックス・吉田(AP)
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 レッドソックスの吉田正尚外野手(29)が7日(日本時間8日)、敵地フィラデルフィアでのフィリーズ戦に「2番・DH」で出場。出場2試合ぶり13度目のマルチ安打を記録した。16試合連続安打で打率は・321にまで上昇。吉田はチーム唯一の複数安打を記録するなど奮闘したが、試合には敗れ、レ軍の連勝は8でストップした。

 休養明けの試合は初回から全開だった。初回1死、カウント1-0からフィリーズ先発・ウォーカーの投じた外角スプリットを捉えると、低いライナー性の打球は左前へ。第1打席から巧みなバットコントロールを見せつけて出塁した。次打者・タピアの時にけん制死を喫したが、走塁のミスを取り返すため、積極的にバットを振る。1-4の7回無死からは左腕・アルバラードのシンカーを、タイミングを崩されることなく確実に叩いて右前安打。安定して安打を積み重ねた。

 前日6日(同7日)の同戦は、4月19日のツインズ戦以来16試合ぶりに欠場。貴重な完全休養日に充てた。長いシーズンを見据え、しっかりと体を休めるとともに、気持ちもリフレッシュできる嬉しい出来事もあった。大学時代から憧れの存在だったフィリーズのスーパースター、ブライス・ハーパーと対面。昨年のプレーオフで使用したバット2本とスパイクをプレゼントされ、笑顔が絶えなかった。

 緊張もあったが「凄くいい時間を過ごさせていただきました。(プレゼントは)宝物にしたいと思います」と濃密な時間に心が躍る。「球場全体を巻き込むというか、歓声もそうですし、スーパースターの一人だと思いました」。通算1386安打、286本塁打、818打点。2度のシーズンMVPを獲得するなど、好成績を継続し続ける「スーパースター」の前で、実力を発揮した。

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