ミキハウス プロ注目・猪原が2安打3打点と躍動「誰が見ても隙なく」新・3番として九州大会“快幕”

[ 2023年5月8日 21:58 ]

社会人野球JABA九州大会   ミキハウス11―0ビッグ開発BC ( 2023年5月8日    北九州市民 )

<ミキハウス・ビッグ開発BC>2安打3打点と活躍し、ガッツポーズするミキハウス・猪原隆雅(提供写真)
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  社会人野球のJABA九州大会が8日に開幕し、予選リーグ6試合が行われた。ミキハウスは、7回コールドでビッグ開発BCを11―0で下して好発進を決めた。

 「3番・右翼」で先発したプロ注目の強打者・猪原隆雅(23)が猛攻をけん引した。2―0の2回2死満塁では1ボールからの直球を捉え、左翼超えの3点二塁打を決めた。6回先頭では左前打へ。2安打3打点と光った。

 「凡退した打席で当てにいくような打席をしてしまったことは反省点。だけど(2回は)2死から一本出さないといけない場面で打点を挙げられたことは良かったと思います」

 前回の岡山大会では4番として起用されていたものの、今回は3番に変更された。「理由を伝えられたわけではないけど、1巡目から先制の好機で回ってくることが多い。そこで一本を出すことが期待されているのかなと思います」。「1番・中堅」で先発した小河内健吾が好調。3番打者の重要性が高まる中、初戦から得点源としての役割を果たした。

 大冠(大阪)―日体大を経て社会人2年目。プロ注目の強打の外野手としてドラフト解禁年を迎えた。「打撃だけが見られているわけではない。イニング間の守備位置までの動きからワンプレーまで誰が見ても隙がないように心がけています」。日体大では200人を超える大所帯で主将を務めた。言動でチームに見本を示せる献身性も魅力の一つだ。

 チームは岡山大会では予選リーグを2勝1敗で終えるも、0ポイント差の2位で決勝トーナメント進出を逃した。今回の予選グループにはHonda熊本、日立製作所と強豪がそろう。「守備からリズムをつくるのが自分たちの野球。守備でリズムをつくり、ワンチャンスをモノにできるようにしていきたいです」。打線の中核として、チームの勝敗を背負う覚悟だ。

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