WBCでひざを痛め全治8か月のメッツ・ディアス 「全てうまく行けば」と今季中の復帰目指す

[ 2023年4月13日 08:07 ]

WBCのドミニカ共和国戦の試合終了後に右ひざを痛め、全治8カ月と診断されたメッツのエドウィン・ディアス投手(AP)
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 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、試合終了後に右ひざを痛め、膝蓋腱断裂(しつがいけんだんれつ)で全治8カ月と診断されたメッツのエドウィン・ディアス投手(28)が、12日(日本時間13日)にメディア対応。担当医から8カ月の詳細なリハビリ計画を手渡されているが、「全てうまく行けば、8カ月よりも早く復帰できる」と、タイムラインに逆らい、9月か10月、今季中の復帰を目指すと明かした。大リーグ公式サイトが報じた。

 とはいえ、現時点では歩くのに松葉づえが必要。本拠地シティフィールドでセラピストと毎日右ひざの強化に取り組んでいる。松葉づえなしでも歩けるようになってから、ジョギング、ランニングと徐々に移行していく。それらも普通にできるようになってからようやくキャッチボール、そして傾斜を使って投げ、打者相手にと、一つ一つ段階を踏んでいかねばならない。当面の間ボールは投げられないから、右腕については筋肉に負荷をかけて鍛えるレジスタンストレーニングを行う。全治8カ月だと11月中旬だが、それを1カ月でも2カ月でも早めようとする。「回復には8カ月かかるが、それより早い人もいれば遅い人もいる。現時点ではなるべく早くと思っている」とディアス。「ひざの状態は良いし、トレーナーも喜んでいる。良い方向に向かっている」。

 ディアスは昨季61試合に投げ、防御率1・31、32セーブ。118奪三振、18四球だった。世界一を目指すメッツにとって欠かせない存在だ。

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2023年4月13日のニュース