阪神・ノイジー　待望の一発　伝統の一戦で来日1号を放った助っ人は19年ソラーテ以来

セ・リーグ   阪神2―1巨人 （ 2023年4月12日    東京D ）

＜巨・神＞4回、ノイジーは左越えに来日1号ソロを放つ（撮影・大森　寛明）
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　待望の一発が飛び出した。左翼の守備に就いた阪神・ノイジーは、左翼席に陣取る虎党の「シェルドンコール」に帽子を取って応えた。来日初本塁打で、貧打にあえぐ打線に光を照らした。

　「いいスイングができたね。チームとして、まず先に点を取ることができて良かった」

　両チーム無得点で進んだ4回無死。「強い打球が打てるボールを狙っていた」と左腕メンデスの直球に反応した。内角低めのボールをコンパクトに振り抜いた打球は左翼席上段に着弾。開幕10戦目、41打席目にして飛び出した先制弾で、初勝利を目指して奮闘を続けていた村上を援護した。

　伝統の一戦で来日1号を記録した助っ人は19年のソラーテ以来。開幕9戦目を終えた11日時点でチーム1本塁打は、2リーグ分立後では球団ワーストだった。重苦しいムードを一撃で払拭。存在感を示した助っ人は、きょう13日の一戦を見据え「流れに乗って勝ち越したい。良い流れを次に持っていけたら」と意気込んだ。