阪神ドラ5・戸井　2軍中日戦で「人生初」のサヨナラ本塁打「完ぺきでした」と18歳が笑顔

ウエスタン・リーグ   阪神3－2中日 （ 2023年4月13日    鳴尾浜 ）

＜ウエスタン神・中＞9回2死一塁、サヨナラ2ランを放ち生還する戸井（撮影・後藤　正志）
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　阪神のドラフト5位の戸井零士内野手がウエスタン・リーグ、中日戦でプロ初本塁打＆初サヨナラ弾の離れ業をやってのけた。「9番・DH」でスタメン出場すると、1点差の9回2死一塁から松山の146キロを振り抜き、左翼へのサヨナラ2ラン。チームメートの手荒い祝福に「人生初のサヨナラ本塁打です」と表情を崩した。

　「まっすぐに力がある投手なので、直球1本で狙っていた。完ぺきだった。気持ちいいです」

　天理では高校通算13本塁打、2軍戦4本目の安打が劇的な一発になった。同期入団の井坪も途中出場ながら6試合連続安打となる左前打で打率4割台をキープ。「刺激を受けているし、負けてられない」と戸井もライバルの存在が成長につながっていることを認めた。

　和田2軍監督も「しっかり振り抜いて、素晴らしい当たりだった。器用だし、広角にも打てて、スイングもシャープだ」と戸井が持つ可能性を口にした。近未来の正遊撃手候補が、着々とステップアップしている。