西武グループ「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」22年度売上が過去最高更新

　西武リアルティソリューションズが保有・運営する大型ショッピングモール「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」では、22年度の売上が、95年の開業以来、過去最高を記録した。

　22年度は、1年を通してコロナ禍における安全・安心を提供できるさまざまな対策を徹底しながら、「軽井沢らしさ」をテーマに自然を生かしたイベントの開催や情報発信などに取り組んだ。イベントでは、敷地内に広がる芝生広場での熱気球搭乗体験や、クラシックカーや最新モデルのEV車のミーティングイベントとアウトドア用品を展示した「軽井沢モーターギャザリング」、BMXショーなどを開催。幅広い年齢層が来場した。

　また、SNSを活用した新たな顧客層へのアプローチや、スマートフォン向け公式アプリサービスにおけるデジタルマップの配信、フードコートの混雑状況のリアルタイム配信を行うなど利便性向上が好影響した。

　上期は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、売上・レジ客数ともに伸び悩んだが、下期は前述の各施策に加えて行動制限の緩和や全国旅行支援、インバウンド需要の回復による購買単価の向上も後押しとなり、18年度535億円を超える541億円の売上を達成。開業以来、過去最高を記録した。

　今後も施設のブランディングの見直しを図り、より軽井沢らしさを追求し「FEEL　軽井沢（心おどる感動を）」をテーマに自然と文化が交差する新しい体験の発信を行っていく。