メジャーの平均サラリーが史上最高の490万ドル、約6億4513万円に 上昇率は昨年比11・1%

[ 2023年4月5日 07:46 ]

昨オフに巨額契約を結んだアーロン・ジャッジ(AP)
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 メジャーリーグの開幕時のサラリーが平均で去年に比べて11・1%も上昇、490万ドル(約6億4513万円)になった。AP通信が4日(日本時間5日)に報じた。

 2001年(13・9%)以降では最も上昇率が高くなった。1年前の3月合意の新労使協定で、昨オフ大型契約が相次いだためで、最もお金を使っているのはメッツでサラリー総額3億5500万ドル、7球団が2億ドルを超えた。サラリー総額が最も少ないのはアスレチックスで5800万ドル。メジャーリーグの平均サラリーの過去最高は17年の445万ドルで、その後は減少傾向にあり、21年は420万ドルまで下がり、選手たちのフラストレーションが蓄積されていた。結果99日間のロックアウトとなり、新労使協定の合意は去年3月。キャンプが短縮され、開幕も遅れたが、22年は6%上昇し、平均サラリーも440万ドルまで回復。そして昨オフはアーロン・ジャッジ、マニー・マチャドなどスーパースターたちの巨額の契約のおかげで、490万ドルに上がった。今季年俸3000万ドル以上の選手は16人、2000万ドル以上が53人、1000万ドル以上が158人となっている。

 恩恵を得ているのは高額年俸の選手だけではない。開幕時、943人のメジャーリーガーのうち546人が年俸100万ドル以上で、去年の514人よりも増えた。最低年俸も72万ドルと上がっている。ヤンキースのゲリット・コール投手は「去年球団の収益がどれだけ伸びているかを知った。収益が伸び続けているなら、選手のサラリーも同様に増えるべき」と話す。レンジャーズのジェイコブ・デグロム投手も「球団は儲かっている。選手もお金が入る。みんなが潤っていいこと」と歓迎していた。

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2023年4月5日のニュース