ヤクルト・村上 “大谷ショック”の地・名古屋でパワー見せつけたV打 開幕4連勝は球団タイ記録

[ 2023年4月5日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト1-0中日 ( 2023年4月4日    バンテリンD )

<中・ヤ>6回、村上は先制の適時二塁打を放つ(撮影・椎名 航)
Photo By スポニチ

 自慢のパワーで右翼フェンスまで持っていった。0―0の6回2死一、二塁。ヤクルト・村上が、大野雄の内角高めツーシームを強振。「インコースの厳しい球でしたけれど、詰まりながらもしっかり押し込めた」。決勝打となる先制適時二塁打を放ち、笑顔でベンチに応えた。

 昨季打率.422、7本塁打と相性のいいバンテリンドーム。世界トップレベルを目撃した場所でもある。ちょうど1カ月前の3月4日。侍ジャパンに合流したエンゼルス・大谷の日本での最初の打撃練習を目の当たりにした。「言葉が出ない。打球の上がり方、飛び方、全てが違う」と衝撃を受けた。WBC優勝に貢献して戻ってきた名古屋。試合前練習では「ボール飛ばしたろうと思って」と大谷のように豪快に右翼席に何度も運んでファンを沸かせた。

 主砲の挙げた1点を守り切り99年以来2度目、球団タイの開幕4連勝。「目の前の一試合を勝ちにいけるように集中して頑張りたい」。村上がさらなる進化へ力を込めた。(青森 正宣)

 ≪開幕4戦3完封はセ初≫ヤクルトが99年に並ぶ球団最多タイの開幕4連勝。完封勝ちは開幕戦、2戦目に次ぎ早くも3度目だ。2リーグ制以降、開幕4戦3完封は、61年西鉄が1、3、4戦目に記録して以来62年ぶり2チーム目で、セ初となった。

続きを表示

2023年4月5日のニュース