DeNA三浦監督「いやあ、うれしいですね」開幕5戦目の23年1勝「いい方向に」「いいきっかけに」

セ・リーグ   DeNA2―0巨人 （ 2023年4月5日    横浜 ）

＜D・巨＞勝利投手の平良（右）を祝福する三浦監督（撮影・島崎忠彦）
Photo By スポニチ

　開幕4連敗中のDeNAは5日、本拠地（横浜）で巨人と対戦し今季初勝利を挙げた。打っては宮崎敏郎内野手（34）が先制打と2号ソロの活躍、投げては2021年にトミー・ジョン手術を受けた平良拳太郎投手（27）が6回を毎回の7三振を奪う無失点の快投。平良の勝利は2020年10月29日の巨人戦以来888日ぶり、プロ通算16勝目となった。

　宮崎の2打点、そして先発の平良の快投で開幕5戦目にして今季初勝利をつかんだ三浦大輔監督（49）は試合後の取材に開口一番「いやあ、うれしいですね、はい」と素直な気持ちを口にした。

　そして勝利を呼び込んだ、チームに勢いをもたらした先発の平良について「本当に自分の持ち味を出してストライクゾーンを広く使ったと思います」と称賛。「平良にとっては開幕のマウンドですから…緊張もあったと思いますけど、しっかりと光がリードしながら、ストライクゾーンを広く使いながら攻めてくれたと思います」「ナイスピッチング！おめでとう」とバッテリーの奮闘に目を細めた。

　全打点となる2打点を叩き出した宮崎。「みんながつないで、敏郎がいいところでしっかりと仕事してくれました」と打のヒーローも称えた。最後に今季初勝利をようやくつかみ取り「ちょっと遅くなりましたけど。これでね、しっかりとチームがいい方向に流れていけるように。まだ1つ勝っただけですけども、これをいいきっかけにしたいと思います」と力強く宣言。カード3戦目となる6日のゲームが大事になりますねと声をかけられた指揮官は「そうですね！」と笑顔で頷き、引き揚げていった。