ヤクルト　球団新記録の開幕5連勝!“鉄壁の守備”で2試合連続零封　高橋が5回無失点で今季初白星

セ・リーグ   ヤクルト5ー0中日 （ 2023年4月5日    バンテリンD ）

＜中・ヤ＞球団新記録となる開幕5連勝を飾り、勝ち星を挙げた高橋は5連勝のポーズを決める（撮影・椎名　航）
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　リーグ3連覇を狙うヤクルトは5日、敵地・バンテリンドームで中日を5―0と下し、球団新記録となる開幕5連勝を達成。鉄壁の守備から中日打線に2試合連続“完封勝利”を飾った。今季初登板初先発の高橋奎二投手（25）が5回4安打無失点と好投し、今季初勝利を挙げた。

　3月のWBC優勝メンバーの高橋は、侍ジャパン宮崎合宿でダルビッシュから教わったスライダーについて「徐々に自分のものになってきている。試合でしっかり投げられれば」と今季初登板へ向け意気込み。初回から新球“縦スライダー”を織り交ぜながら凡打の山を築いた。

　2回、ビシエドに二塁打を浴び、1死二塁から高橋周の大きな当たり打たれたが、右翼・内山の華麗なダイビングキャッチによって救われるなど無失点。3回には2死二塁から大島に左前打を浴びるが、今度は左翼・青木の素早い返球から見事な中継プレーによって二走の柳が本塁タッチアウト。味方の好守に助けられ、5回4安打無失点と好投した。

　打線は初回、無死満塁といきなりビッグチャンスを得ると村上の押し出し四球により先制。さらにオスナの中犠飛で加点し、2点のリードを奪った。その後は5回に山田、6回に長岡、7回に村上とそれぞれ適時打も飛び出し追加点。

　大きなミスのない“鉄壁の守備”に支えられた投手陣が2試合連続の無失点リレーを飾り、球団新記録となる開幕5連勝。同じ開幕4連勝を飾った阪神の広島戦が降雨中止となったため、ヤクルトは開幕5戦のうち4試合が無失点という快進撃で単独首位に立った。