【侍ジャパン】大谷翔平 16日準々決勝・イタリア戦先発登板「球数考えずに行けるところまで行く」

[ 2023年3月15日 11:13 ]

会見する大谷(撮影・光山 貴大)
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 カーネクストWBC1次ラウンドB組を1位突破した侍ジャパンは15日、準々決勝のイタリア戦を翌日に控え、東京ドームで最終調整。中6日で先発登板する大谷翔平投手(28=エンゼルス)は、「球数考えずに行けるところまで行く」と決意を語った。

 大谷は、プライオボールでダルビッシュと並んで壁当て。その後、梶原ブルペン捕手と最大3、40メートルの距離で強めのキャッチボール、再び壁当てを行った。WBC1次ラウンドの球数制限は65球だったが、準々決勝は80球となる。練習後には「いつも通りの感じで調整したので、普段通り入れると思います」と言い、球数制限が80球になるが「僕だけじゃなく、ダルビッシュ投手も今永投手も誰が投げてもいいような投手陣なので、球数も決まっているが、一人ひとり、1回1回、いけるところまで行ければ十分つないでいけると思うので、あまり先のことを考えずに投げていく」と話した。負けたら終わりの一発勝負には「なかなか普段通りにプレーするのは難しいと思うが、いかに普段通りのプレーを、当たり前のことをしっかりできるかが最後に1、2点争ってきた時に大事になると思うので、プレッシャーはかかるが、それも想定してなるべく普段通りの気持ちで試合に臨むのが大事だと思っている」とし、WBCでは、あすが最後の日本での試合になることに「負けたら終わりなので、プレッシャーはかかると思うが、全員で、僕だけで試合をするわけでもないし、先発はプレッシャーがかかると思うけど、全員でつないで最終的に1点でも多く取っていればいいかなという感じで全員で戦っていきたい」と意気込んだ。

 初戦となった9日の中国戦で先発し、4回無失点で勝利投手。12日のオーストラリア戦では豪快な3ランを放つなど、二刀流で世界一に向けてフル回転している大谷は、1次ラウンドB組のMVPに選出。打者として4試合で打率・500(12打数6安打)、1本塁打、8打点。投手としては中国戦に先発して4回を1安打無失点、5奪三振で勝利投手になり、日本代表の4戦全勝に投打で大きく貢献した。

 ▽過去の日本VSイタリア 日本の準々決勝の相手は、A組2位のイタリアに決定した。WBCで対戦するのは初めて。プロが参加するようになった00年以降の主な国際大会では、00年シドニー五輪と04年アテネ五輪で対戦している。プロアマ混成チームで出場したシドニー五輪は田中幸雄(日)の本塁打などで6―1で勝利、プロのみで出場したアテネ五輪では中村紀洋(近鉄)、福留孝介(中)が本塁打、投げては先発の上原浩治(巨)が6回4安打無失点に抑えるなど、12―0で7回コールド勝ちした。

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